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米国務長官、中国の「攻撃的行動」批判-アジアでの同盟強化へ

更新日時
  • ブリンケン氏はインドネシア、マレーシア、タイの3カ国歴訪中
  • トランプ前政権時代に悪化した関係の修復を目指している

ブリンケン米国務長官は14日、訪問先のインドネシアで、中国のアジアでの「攻撃的な行動」を批判し、域内で米同盟国や安全保障パートナーとより緊密に連携する計画を表明した。

  ブリンケン氏はジャカルタで演説し、米国が安全保障問題で一段と連携を強めながら、高品質のインフラとワクチンをアジアに供給する取り組みを進めていることを強調。バイデン政権はアジアでの紛争を望んでおらず、中国との競争が「壊滅的な」紛争に陥らないよう保証すると述べた。

ブリンケン国務長官のジャカルタでの演説
Source: AFP

  「外交、軍事、情報といった国力のあらゆる手段を同盟国やパートナーの手段とより密接に統合させる戦略を採用する」と表明。また、中国に関する懸念事項として「公海を自国の領海と主張する」ことや、同国に立ち向かう国々に貿易制限を課していることなどを挙げた。

  さらに「ルールに基づく秩序を守る目的は、いかなる国をも抑え付けるものではない。むしろ、全ての国が抑圧や脅しから自由になり、それぞれの道を選ぶ権利を守るものだ」と付け加えた。

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13日にジャカルタ入りしたブリンケン国務長官
写真家:Olivier Douliery / AFP / Getty Images

  バイデン政権は、日米豪印4カ国の枠組み「クアッド」に加わっていないアジア諸国・地域との関係再構築を目指している。トランプ前政権時代に関係が不安定になった経緯があるためで、同盟を強化して人権を含む諸問題で中国に圧力をかけたい現政権にとって、東南アジアの重要性は増している。ブリンケン氏はインドネシアの後は、マレーシアとタイを訪問する。

  中国外務省はブリンケン氏の発言に反発。同省の汪文斌報道官は定例記者会見で、米政権は「イデオロギーの線引きをしたり、小さな徒党を組んだり、域内対立をあおったりせず」、特に東南アジア諸国連合(ASEAN)を通じてこの地域が平和を維持しているやり方を尊重すべきだと主張した。また、11月の米中首脳会談に触れ、「米国がサミットの精神に本当に最後まで従い、言うこととなすことが別なのでなく、相互利益と平和共存を追求するよう願う」とも付け加えた。

原題:Blinken Blasts China, Seeks to Rally U.S. Allies in Asia (1)  (抜粋)

 

 

(演説動画を添付したほか、最終段落に中国外務省報道官のコメントを加えて更新します)
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