コンテンツにスキップする

ノルウェー年金基金、ESGリスクで投資選別強化へ-300社が対象外

  • 審査結果を受け、12年以降に約300社を投資ポートフォリオから除外
  • 持続可能性リスクに基づくダイベストメントのペースを加速させる

世界最大級の上場株式投資を行う政府系ファンド(SWF)、ノルウェー政府年金基金グローバル(運用資産額1兆4000億ドル=約159兆円)が、ESG(環境・社会・企業統治)リスク回避のため、約9000銘柄で構成するポートフォリオから過去約10年で数百社を外したことが分かった。

  ファンドの運営主体であるノルウェー中央銀行投資管理部門(NBIM )のカリーヌ・スミス・イヘナチョ最高コーポレートガバナンス責任者(CCGO)はインタビューで、ESGに関するスクリーニング(審査)結果を受け、NBIMが2012年以降、約300社を投資対象から除外したと語った。

  サステナビリティー(持続可能性)リスクの評価に基づき、昨年は30社余りの企業への投資から手を引いたが、会社名は明らかにしていない。

  NBIMは、ESGダイベストメント(投資撤退)の拡大戦略についてさらなる詳細を14日に公表する。ニコライ・タンゲン氏がNBIMの最高経営責任者(CEO)に昨年就任して以降、サステナブル投資戦略をより明確化した政府年金基金グローバルは、今後の投資判断を新たな事前スクリーニングプロセスの結果に基づいて行う意向だ。

  タンゲン氏は今月、ESGが一つの企業の将来性を決定づけるほどの段階に「今や到達し始めた」と発言。イヘナチョ氏によれば、同ファンドは次の段階として、サステナビリティーリスクに基づくダイベストメントのペースを加速させる。リターンの改善が目標だ。

  イヘナチョ氏によると、リスクベースのダイベストメントは中小企業に主に影響する。同ファンドがスクリーニングの対象とするESGリスクには、気候変動と海洋持続性、子供の権利、人権、税と透明性、汚職防止、水管理、生物多様性が含まれる。

 

原題:Norway’s Wealth Fund Cut 300 Firms in a Decade on ESG Risk(抜粋)

 

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE