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SBI社長の会見延期、ビジネスと無関係の個人的理由-関係者

更新日時
  • 新たな会見日程、新生銀の大量保有者の変更報告書を確認の上決定へ
  • 市場はSBIによる買収後の経営方針やアクティビストの言動に注目

SBIホールディングスは14日、北尾吉孝社長が同日午前10時から予定していた記者会見を中止すると発表した。関係者によると、新生銀行への株式公開買い付け(TOB)や他のビジネスとは無関係の個人的理由という。

  この日に予定されていた会見では、TOBの結果を受けた新生銀の子会社化について自ら説明する予定だった。SBIは発表文で、「急きょご対応いたしかねる状況になった」とし、理由については説明していなかった。会見は延期して後日開催するとしているが、日程は未定。

Financial Institutions in Japan As Libor Expiry Looms
SBIのロゴ
Source: Bloomberg

  SBIはその後、新たな会見の日程について、新生銀株の大量保有者による大量保有報告書の変更報告書の提出の有無やその報告内容を確認した上で決定すると発表。SBIの広報担当者は、取引者として得ている情報は公開情報ではないため、大株主の応募状況が公表された上で記者会見を行った方が説明がしやすい部分があるなどとしている。

  SBIは10日まで実施したTOBで、新生銀株式の保有比率を約20%から47.77%まで高めた。新生銀の株価はTOB終了後の13日から続伸し、14日の取引では前日比4.9%高の2011円と一時TOB価格の2000円を上回った。

  アイザワ証券投資顧問部の三井郁男ファンドマネジャーは、会見延期により「少し時間をかけられるので、より積極的な新生銀の経営方針が発表される可能性がある」と指摘。株価については「現時点で2000円を超える蓋然(がいぜん)性はなく、瞬間的な需給のゆがみだろう」とみている。

  三井氏はSBIが今後公表する公的資金返済に向けた企業価値向上策の内容や、新生銀株の保有を続ける一部アクティビストの言動次第では、2000円を上回って上昇する可能性もあると分析している。

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