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日銀が国債買い現先オペで大量資金供給、即日と翌日で計9兆円

更新日時
  • 連日の大量供給、積み最終日の金利上昇圧力に先手-セントラル短資
  • 即日オペ2兆円に応札2兆2210億円、翌日分は2兆8629億円を落札

日本銀行は14日午前、国債買い現先オペによる大量の資金供給を2日連続で通知した。短期金融市場でレポ金利が高止まりしている上、あすに積み最終日を控えているため、潤沢な資金供給で金利上昇を抑制する姿勢を明確に示した。

  日銀は午前9時20分の金融調節で、即日の国債買い現先オペ2兆円(14-15日)を通知。午前9時30分には翌日スタートの国債買い現先オペ7兆円(15-16日)を通知した。いずれも下限となる応札レート(期間利回り)はマイナス0.10%。

日銀が即日の国債買い現先オペ、2006年以来-レポ金利上昇抑制との声

  セントラル短資総合企画部の佐藤健司課長は、「あすが積み最終日なので、翌日スタート分も実施して事前に金利上昇を抑え込む姿勢だ」と指摘。市場金利が上昇圧力を強めている背景については、「最終日にかけて資金が不足気味になり、資金の出し手が少なくなると、調達金利を上げざるを得ない」と言う。

東京レポレート・トムネクスト物が2年ぶり高水準
 
 

  即日分の国買い買い現先オペ2兆円の結果は、2兆2210億円の応札が集まり、2兆2億円が落札された。翌日スタート分の同オペ7兆円の結果は、2兆8629億円の応札が集まり、全額落札された。即日分、翌日分ともに案分・全取・平均落札レートは下限のマイナス0.10%となった。

  13日の短期市場でGCレポの指標となる東京レポレートのトムネクスト物はマイナス0.041%と、2019年12月以来の高水準を付けた。日銀が06年7月以来となる即日の国債買い現先オペを通知したにもかかわらず、金利の上昇圧力には歯止めがかかっていなかった。

  セントラル短資によると、午前のGCレポのトムネクスト物はマイナス0.04%程度で推移。佐藤氏は、「無担保コール翌日物も高止まりしているが、現先オペでレポ上昇に先手を打った方が効果的」との見方を示した。

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