コンテンツにスキップする
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
Cojp

ゴールドマンとモルガン・スタンレー、2022年の米株下落は小幅と同意

  • S&P500種が22年末までに約6.6%下落と予想-モルガンS
  • 1桁台前半のリターンと最大5-10%の下落の可能性-ゴールドマン

モルガン・スタンレーとゴールドマン・サックス・グループはウォール街の弱気派と強気派の代表格だが、2022年に米株相場が調整するとしても緩やかなものにとどまり、急落はないという点で同意している。

  マイケル・ウィルソン氏らモルガン・スタンレーのストラテジストは13日、S&P500種株価指数が2022年末までに約6.6%低下して4400になるとの予想に自信を深めているとコメントした。ブルームバーグが追跡するウォール街の予想の中で最も悲観的な部類だが、弱気相場入りにはほど遠い。

  ゴールドマンのストラテジストらは「ペースは鈍化」しても株価上昇が来年も続くとの見通しをあらためて示した上で、小幅な下落は想定できるとした。

Goldman sees stocks advancing, Morgan Stanley expects a small decline
 
 

  ピーター・オッペンハイマー氏らゴールドマンのストラテジストは「現水準は弱気相場が差し迫っていることを示唆しないものの、調整のリスクは高く、成長または金利を巡る失望に対する脆弱(ぜいじゃく)性が高まっていることを意味する」とリポートで分析した。現水準は向こう12カ月で1桁台前半のリターンと最大で5-10%の下落が示唆されるという。

  米金融当局の債券購入縮小(テーパリング)や新型コロナウイルスの新変異株オミクロンのリスクにもかかわらず、S&P500種は10日に最高値を更新した。しかし来年の相場上昇期待は控えめで、ドイツ銀行のファンドマネジャー調査によれば、平均で4.2%の上昇しか見込まれていない。

  モルガン・スタンレーのストラテジストは14年に比べて「はるかに速い」ペースのテーパリングになる公算が大きいとし、株式相場への主要なリスクの一つに挙げた。

  また、ゴールドマンとモルガン・スタンレーはともに、22年は銘柄選択がより重要になると指摘する。

  モルガン・スタンレーは、株価指数が大きくは動かない中で「22年に有意なリターンを生み出すためには銘柄選択が困難だが必要な条件になる」とリポートで呼び掛けた。

  ゴールドマンは「収益力があり現金を生み出せる成長企業とバリューの改善」に的を絞った、より「折衷的」なアプローチを勧めている。

原題:

Goldman, Morgan Stanley Say Stocks Drop Will Likely Be Limited(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE