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Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
Cojp

ソフトバンクG出資センスタイム、香港上場延期-IPO方針不変

更新日時
  • 目論見書を更新へ-IPOの早期完了に引き続きコミット
  • 米財務省は新疆ウイグル自治区のイスラム教徒抑圧に絡んで制裁発表

ソフトバンクグループが出資する中国の人工知能(AI)企業、商湯科技(センスタイム・グループ)は13日、米政府による新たな制裁を受けて目論見書を更新するため、香港上場を延期すると発表した。香港での新規株式公開(IPO)の早期完了には引き続きコミットしているとも説明した。

  香港取引所への届け出によると、センスタイムは更新後の上場スケジュールや他の関連情報を加えた補足的な目論見書の公表に向けて取り組んでいる。個人投資家には払い戻しを進める。当初は今月17日に株式の売買が始まる見通しだった。

  米財務省は10日、新疆ウイグル自治区のイスラム教徒への抑圧に用いられている顔認識ソフトウエア開発で役割を果たした疑いを巡りセンスタイムに対する制裁を発表した。

ソフトバンクG出資のセンスタイム、米が制裁-ウイグル族抑圧を理由

  センスタイムは11日の発表文で、米政府の主張について「事実無根であり、当社に関する根本的な誤解を反映している」と反論。同社が「地政学的な対立の板挟みになっている」とし、「当社ならびに利害関係者の利益を守るため適切な措置を講じる」との方針を示していた。

    中国外務省の汪文斌報道官は北京で13日に開いた定例記者会見で、米国は新疆ウイグル自治区の問題を用いて中国を封じ込めようとする「悪意」を抱いていると主張。「米国に対し間違った決定を取り下げ、中国の内政問題に対する干渉と利益を損ねることをやめるよう促す」とした上で、「米国が主張し続けるなら、強力な報復措置を講じる」と述べた。

原題:SenseTime Postpones Hong Kong IPO, Plans Updated Prospectus (2)(抜粋)

(最終段落に中国外務省の記者会見を追加して更新します)
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