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資産家アックマン氏、米国の州・地方税控除引き上げ案を批判

  • SALT控除上限を8万ドルに引き上げる提案は「理にかなわない」
  • 民主党上院議員も富裕層への恩恵大き過ぎるとして修正目指す

ヘッジファンド運営会社パーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントを率いる資産家ビル・アックマン氏は、州・地方税(SALT)の税額控除の上限を8万ドル(約908万円)に引き上げる提案について「理にかなわない」と批判した。バイデン米政権の経済計画を巡って意見の割れる問題の一つの論争に加わった。

  アックマン氏は、「税率の低い州がなぜ高税率の州を補助しなければならないのか。BBB(税制・支出法案)で2750億ドルのコストをかけて控除額を8万ドルに引き上げることがどのように理にかなうのか」とツイートした。

  下院で可決された税制・支出法案では、SALT控除上限を1万ドルから8万ドルに引き上げた。しかし民主党の上院議員は、富裕層に与えられる恩恵が大き過ぎるとして、下院案からの縮小を目指している。アックマン氏も「BBBは富裕層の負担を重くして低所得層に恩恵を与えるものだと私は思っていた」とし、8万ドルへの引き上げに疑問を呈した。

  SALT控除は、北東部や西海岸など高税率の州にとって重要。トランプ前政権が2017年の税制改正で1万ドルに引き下げて以来、民主党議員の多くが引き上げを目指してきた。

原題:Ackman Says SALT Tax Deduction Increase ‘Makes No Sense’(抜粋)

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