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Photographer: PHILIP FONG/AFP
Cojp

【米国市況】株が反落、主要中銀の政策決定控え警戒感-ドルは全面高

更新日時

13日の米株式相場は反落。投資家は今週相次ぐ主要中央銀行の政策決定に身構えている。新型コロナウイルスの逆風がやまぬ中、株価バリュエーションが割高感を示唆する状況下で金融緩和が縮小された場合の影響を見極めようとしている。

  • 米国株は反落、ハイテク銘柄の下げ目立つ
  • 米国債は続伸、10年債利回り1.42%に低下
  • ドル全面高、パウエル議長のタカ派発言に備え
  • NY原油は反落、オミクロン株に絡むリスク警戒
  • NY金は小幅続伸、インフレやオミクロン変異株を意識

  S&P500種株価指数は前週末につけた最高値を離れ、ハイテク銘柄中心のナスダック100指数は他の主要指数よりも大きく下げた。大型株のテスラやアップルが売られたほか、航空やホテルなど旅行関係銘柄の下落も目立った。暗号資産(仮想通貨)ビットコインは下げ、200日移動平均に近づいた。

  S&P500種は前週末比0.9%安の4668.97。ダウ工業株30種平均は320.04ドル(0.9%)安の35650.95ドル。ナスダック総合指数は1.4%低下。米国債市場ではニューヨーク時間午後4時7分現在、10年債利回りが7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.42%。

Long-term P/E ratio shows U.S. stocks are nearing record valuation levels
S&P500種の株価収益率の推移
出所:ブルームバーグ

  今週は中銀約20行が政策会合を開く。米連邦公開市場委員会(FOMC)からはテーパリング(債券購入の段階的縮小)の加速や2022年の利上げ開始の示唆があると予想されている。OANDA(オアンダ)のシニア市場アナリスト、エドワード・モヤ氏は「米金融当局のセーフティーネットがなくなった後のトレーディング環境を多くが心配し始めており、それが米株市場に圧力をかけている」とリポートで指摘した。

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  外国為替市場ではドルが全面高。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は今週、タカ派的なトーンを強調する可能性があると市場で見込まれている。株安と原油安は資源国通貨を押し下げた。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.4%上昇。ニューヨーク時間午後4時7分現在、ドルは対円で0.1%高の1ドル=113円59銭。ユーロは対ドルで0.3%安の1ユーロ=1.1285ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は反落。オミクロン変異株に関連したリスクが注目され、前週の大幅高から流れが変わった。石油輸出国機構(OPEC)は1-3月(第1四半期)石油需要見通しを引き上げたが、変異株の悪影響に消費が持ちこたえられるかどうかについて市場の見方は揺らいでいる。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物1月限は、前週末比38セント(0.5%)安の1バレル=71.29ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント2月限は76セント安の74.39ドル。

WTI oil slips as market weighs omicron risk
WTI原油相場の推移
Bloomberg

  ニューヨーク金先物相場は小幅続伸。FOMC会合が待たれる中、高インフレが意識された。ただオミクロン株の出現で金融政策の見通しは不透明になっている。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は、前週末比0.2%高の1オンス=1788.30ドルで終了。

原題:Tech Hammered as Stocks Retreat From All-Time High: Markets Wrap(抜粋)

Dollar Advances as Share Drop Underpins Havens: Inside G-10(抜粋)

Oil Falls After Last Week’s Rally as Traders Weigh Virus Risk(抜粋)

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