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米金融当局はテーパリング加速発表との見方広がる-11月のCPI受け

  • 11月のCPIは前年同月比で約40年ぶりの大きな伸びとなった
  • テーパリング加速で、より早期の利上げ開始の道が開かれる

11月の米消費者物価指数(CPI)が前年同月比で約40年ぶりの大きな伸びを示したことで、連邦公開市場委員会(FOMC)は来週開催される定例会合で資産購入のテーパリング(段階的縮小)のペース加速を発表するとの見方が広がった。 

  米労働省の10日の発表によると、11月のCPIは前年同月比6.8%上昇、前月比0.8%上昇。ガソリンや住居、食品、自動車などほとんどの項目で幅広い物価上昇が見られた。

米消費者物価指数、前年比6.8%上昇-約40年ぶりの高い伸び率

  ウェルズ・ファーゴのシニアエコノミスト、サラ・ハウス氏は今回の物価統計について「金融当局が来年のいずれかの時点で利上げを開始することを裏付けるものだ。来週公表される経済予測でドット・プロット(金利予測分布図)がかなり顕著に上向くのが見られる方向だと思う」と語った。

  FOMCは14、15両日に開催され、最終日の現地時間午後2時(日本時間16日午前4時)に声明と最新の経済予測が公表される。

  パウエルFRB議長は先週の時点で、「2週間ほど後に開かれる次回のFOMCで、資産購入を数カ月早期に終了する是非を議論するのは適切だと考える」と発言している。

  現在のスケジュールは11月から月額購入を150億ドル(約1兆7000億円)縮小し2022年半ばまでにプロセスを完了するというもの。エコノミストらは11月のCPI統計を受け、当局が次回会合でテーパリングのペース加速を発表し、より早期に利上げに向かう裏付けが増えたと指摘する。

  BMOキャピタル・マーケッツのシニアエコノミスト、ジェニファー・リー氏は「最初の利上げは来年6月。従来は9月の予想だったが、最近全て3カ月前倒しした。今回の物価統計によって当局は基本的にその軌道にあると思う」と語った。 

Price Pressures Accelerate

U.S. November headline inflation increased by the most since 1982 on annual basis

Source: Bureau of Labor Statistics, Bloomberg survey

原題:Fed Seen on Track to Quicken Taper After Latest Inflation Print(抜粋)

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