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きょうの国内市況(12月10日):株式、債券、為替市場

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●日本株は続落、米物価指標の公表前に買い控え-幅広い業種が値下がり

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  東京株式相場は続落。海外での新型コロナウイルスのオミクロン変異株の感染不安がくすぶる中で売りが優勢になった。米金融政策の変更に警戒が残る中で、日本時間で今晩の米消費者物価指数(CPI)の発表を前に買い控えるムードも広がった。東証33業種のうち金属製品以外が値下がりした。米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が安く、半導体関連の下げが目立った。

  • TOPIXの終値は前日比15.31ポイント(0.8%)安の1975.48
  • 日経平均株価は287円70銭(1%)安の2万8437円77銭
    • 先物オプション12月限SQ値2万8523円30銭

SMBC信託銀行の山口真弘シニアマーケットアナリスト

  • 米金融政策の正常化が前倒しになる警戒感がくすぶり、米CPIは予想を上回って上昇する結果になるリスクを考慮した投資家はポジション調整の売りを出したようだ
  • 米CPIや米連邦公開市場委員会(FOMC)など注目度が高い経済指標が公表される前にはいったんリスクを落とす動きになりやすい
  • パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は前倒し終了の検討を始めると議会証言している。FOMCでは、今の市場が織り込んでいる来年3月のテーパリング終了と3回の利上げに沿った情報発信になるかが注目されている

東証33業種

下落率上位サービス、精密機器、ゴム製品、空運、情報・通信、パルプ・紙
上昇業種金属製品

●債券下落、米CPI発表後の金利上昇を警戒-10年債は上値重いとの声

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   債券相場は下落。前日の米長期金利低下の流れを引き継いで買いが先行したものの、今晩発表される11月の米消費者物価指数(CPI)を受けた金利上昇が警戒され、午後は売り優勢に転じた。新発10年債は0.05%を下回る利回り水準では上値が重いとの見方も出ていた。

  • 新発10年債利回りは前日比0.5ベーシスポイント(bp)高い0.05%
  • 新発20年債利回りは0.5bp高い0.455%
  • 長期国債先物12月物の終値は10銭安の151円93銭で安値引け。米長期金利低下の流れを引き継いで買いが先行し、152円13銭まで上昇。その後は上げ幅を縮小し、午後に入って下落に転じた
  • 2022年3月物の売買高が12月物を上回り、大阪取引所はきょうの夜間取引から中心限月が3月物へ移行と発表

SMBC日興証券の奥村任ストラテジスト

  • 米CPIは高止まりが予想されており、10月、11月とCPI発表をトリガーに米中期金利の上昇が加速したので、米債のベアフラット(平たん)化に一定の警戒感がある
  • 米長期金利もオミクロン株出現報道前の1.6%台後半までは距離があり、追加的な上昇に対する警戒が先物や10年ゾーンの売りになったか
  • 先週の対内中長期債投資で海外勢の買い越しが2兆円超あったが、それでも国内勢の売りで金利低下が米債に出遅れており、10年金利0.05%以下での上値の追いづらさをイメージさせる
  • きょうの国債市場特別参加者(プライマリーディーラー、PD)会合について、前回の議事録から来年度は40年債増発で毎月発行との見方が多いものの、実際に増発されるまで影響も生じづらい

●ドル・円は113円半ば、株安重しも小幅な値動き-米CPI控え様子見

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     東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=113円半ばを挟んで小動き。オミクロン変異株の世界経済への影響など不透明感がくすぶる中、日本株の下落が重しとなる場面も見られたが、今夜に米消費者物価指数(CPI)の発表を控えて様子見姿勢が強く、狭いレンジでの推移となった。

 
  • ドル・円は午後3時22分現在、前日比ほぼ変わらずの113円50銭。ここまで113円33銭から113円58銭と25銭の値動き
  • ブルームバーグ・ドルスポット指数も前日とほぼ変わらず

大和証券の石月幸雄シニア為替ストラテジスト

  • 来週の各国中銀イベント待ちというところがあり、今週に入り商いが盛り上がらない状況が続いている
  • きょうも米CPIがあるので様子見。ドル・円は日足一目均衡の雲の上限(113円30銭)がサポートとなる一方、114円を試すような市場の厚みもない
  • 米CPIが来週のFOMC(米連邦公開市場委員会)の材料になるとは思えないが、いずれにしろテーパリング(債券購入の段階的縮小)加速は既定路線。若干ドル買いの方向に動く可能性はある
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