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インフレ指標発表控え米国株はリスクオフ、大型優良株への逃避誘発

  • ダウ平均は9日は横ばい、小型株指数を大きく上回るパフォーマンス
  • 10日のCPIや来週のFOMCを前に高リスク資産に売り広がる

米株式相場の3日連続の回復は9日に歯止めがかかった。10日発表の米消費者物価指数(CPI)と来週の連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて高リスク資産が売られた。

  投機的な銘柄は売りの矢面に立たされ、新規公開株や赤字のテクノロジー企業のバスケットは約4%下落した。1カ月ベースでボラティリティーの高い銘柄を買って低い銘柄を売るブルームバーグ・ロングショート・ポートフォリオは3%下落し、17のクオンツ・ファクターで最悪のパフォーマンスだった。

  2週間前に新型コロナウイルスのオミクロン変異株が特定された時以来、米株式市場は再び動揺に見舞われている。ナスダック100指数が1%以上変動したのは、過去10営業日で7回目。投資家は比較的安全とされる大型株にシフトし、指標のダウ工業株30種平均は9日に横ばいで終了した一方、小型株の指数は2.3%下落し、その差は5月以来最大。

Non-profit tech, IPOs and Russell 2000 resume declines ahead of CPI, Fed
 
 

  10日発表予定の11月のCPI上昇率は1980年代初頭以来の高水準と予想されている上、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は景気刺激策を巻き戻し、2018年以来となる利上げの道を開く構えを示していることから、市場は既に神経質なムードとなっている。

  22Vリサーチの創業者デニス・デブシェール氏は、「米金融当局が早期利上げを余儀なくされるという懸念がある」だけに、「CPIが非常に高いと人々が受け止め、米利上げ観測がさらに強まれば、今日の取引終了のような展開が予想される」と述べた。

原題:

Risk-Off Before Inflation Data Spurs Flight to Megacap Quality(抜粋)

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