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【債券週間展望】長期金利に上昇圧力、米欧の金融政策会合に警戒感

12月第3週(13日-17日)の債券市場では長期金利に上昇圧力がかかると予想されている。米欧中央銀行の金融政策決定会合に対する警戒感や、新型コロナウイルスの新変異株オミクロンへの楽観的な見方から、安全資産である国債への投資が慎重になるとみられている。

市場参加者の見方

◎野村証券の中島武信チーフ金利ストラテジスト

  • 米欧中銀の政策決定会合を控え警戒感から債券相場は弱含みの展開か
  • オミクロン株を巡り楽観的な報道が増えつつあり、同様のニュースが続けばさらなる売り材料に
  • 13日は債券先物12月物の最終取引日で、この日は相場の転換になることも多い。海外勢の先物の買い持ちが過去最高水準に達する中、これまでの先物主導の強気相場が反転する可能性も
  • 長期金利の予想レンジは0.04%~0.07%

◎岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 米連邦公開市場委員会(FOMC)では量的緩和の早期終了が検討される見通しで、米長期金利の上昇懸念は続こう
  • 国内物価は依然2%目標に遠く及ばず、日本銀行は現状維持を決定しよう。金融緩和の長期化見通しに支えられ国債利回りの大幅な上昇も見込みづらい
  • 来年度の国債発行計画など先行きの不透明要因は多く、積極的に上値を買い進む動きも限られよう
  • 長期金利の予想レンジは0.02%~0.06%
新発10年物国債利回り
 
 

国債入札予定

 対象発行予定額
14日

流動性供給入札

(残存期間5年超15.5年以下)

5000億円程度
16日20年債1兆2000億円程度

 

日銀買い入れ予定

 対象年限買い入れ予定額
15日1-3年4500億円
 3ー5年4500億円
 5-10年4250億円
 25年超500億円

主な材料

  • 13日:日銀企業短期経済観測調査(短観、12月調査)
  • 14日:米FOMC(15日まで)
  • 15日:パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長がFOMC後に会見
  • 16日:英中銀が政策金利発表。欧州中央銀行(ECB)が政策金利発表、ラガルド総裁が会見
  • 17日:日銀が金融政策決定会合、黒田東彦総裁が会見
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