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Photographer: Toru Hanai/Bloomberg
Cojp

日本株は続落、米物価指標の公表前に買い控え-幅広い業種が値下がり

更新日時

東京株式相場は続落。海外での新型コロナウイルスのオミクロン変異株の感染不安がくすぶる中で売りが優勢になった。米金融政策の変更に警戒が残る中で、日本時間で今晩の米消費者物価指数(CPI)の発表を前に買い控えるムードも広がった。東証33業種のうち金属製品以外が値下がりした。米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が安く、半導体関連の下げが目立った。

  • TOPIXの終値は前日比15.31ポイント(0.8%)安の1975.48
  • 日経平均株価は287円70銭(1%)安の2万8437円77銭
    • 先物オプション12月限SQ値2万8523円30銭
TOPIXの推移
 
 

市場関係者の見方

SMBC信託銀行の山口真弘シニアマーケットアナリスト

  • 米金融政策の正常化が前倒しになる警戒感がくすぶり、米CPIは予想を上回って上昇する結果になるリスクを考慮した投資家はポジション調整の売りを出したようだ
  • 米CPIや米連邦公開市場委員会(FOMC)など注目度が高い経済指標が公表される前にはいったんリスクを落とす動きになりやすい
  • パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は前倒し終了の検討を始めると議会証言している。FOMCでは、今の市場が織り込んでいる来年3月のテーパリング終了と3回の利上げに沿った情報発信になるかが注目されている

丸三証券の服部誠専務

  • オミクロン変異株の重症化は避けられそうだとの報道や中国の預金準備率引き下げ、先物の特別清算値(SQ)に伴う買い戻しが一巡した
  • 材料が乏しくなった中で、年初来上昇率の大きいTOPIXコア30銘柄の利益確定目的の売りが出ているようだ
  • 今晩の米CPI発表に加え、来週のFOMCを前に、国内の機関投資家は動きづらい状況になっている

東証33業種

下落率上位サービス、精密機器、ゴム製品、空運、情報・通信、パルプ・紙
上昇業種金属製品

背景

  • インフレ指標発表控え米国株はリスクオフ、大型優良株への逃避誘発
  • ロンドン金融街は再びゴーストタウンに、ドイツ銀など在宅勤務を指示
  • 米国市況】株反落、オミクロン対策が経済に及ぼすリスク意識
  • ドル・円相場は1ドル=113円台半ばで推移、前日の日本株終値時点は113円63銭
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