コンテンツにスキップする

米債務上限引き上げ、来週の議会通過に道筋-上院の迅速承認可能に

更新日時
  • 迅速承認プロセス設ける法案を上院が可決、大統領署名で成立へ
  • 債務上限引き上げ案、下院は14日に採決予定-米デフォルト回避

米上院は9日、連邦政府債務の法定上限引き上げ案の単純過半数票での上院通過を可能にするため、迅速承認プロセスを設ける法案を可決した。債務上限引き上げ案が来週中に議会を通過し、米政府がデフォルト(債務不履行)に陥る事態は回避される道筋が整った。

  採決結果は賛成59、反対34。法案はバイデン大統領の署名を経て成立する運び。成立すれば、上院民主党会派は共和党のフィリバスター(議事妨害)を受けることなく単純過半数で債務上限を引き上げる1回限りの権限を得る。

U.S. Treasury Official Sees New Climate-Related Rules In 2022
米連邦議会議事堂
Photographer: Samuel Corum/Bloomberg

  同法案成立後、債務上限引き上げ案が別途提出されるが、上院の採決時期は未定。上院通過後に上限引き上げ案を取り上げる予定の下院は14日の採決を計画している。引き上げ幅はまだ公表されていないものの、2023年1月にかけての支払いをカバーできる額になる公算が大きい。  

  下院は迅速承認の法案を賛成222、反対212で7日に可決していた。同法案は民主党のシューマー上院院内総務と共和党のマコネル上院院内総務が合意した打開策であり、債務上限引き上げで民主党に協力しないとしてきた上院共和党にとっては方針転換となった。

  同法案にはメディケア(高齢者・障害者向け医療保険制度)、農業補助金などの連邦プログラムの歳出の自動的な削減を取り消す条項も盛り込まれている。

関連記事

  イエレン財務長官は、今月15日以降には債務上限に達して、財務省は支払いを履行できなくなる可能性があると警告していた。一方、外部アナリストは債務上限到達はもう少し遅くなるとみている。

原題:U.S. Debt-Ceiling Hike on Path for Final Passage Next Week (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE