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Twitter、著名ユーザーにVIP待遇-攻撃などにいち早く対応

  • 「プロジェクト・ガーディアン」は著名ユーザーらの保護が目的
  • 物議を醸すツイートのために意図せず脚光を浴びている人も対象
Twitter headquarters in San Francisco, California, U.S., on Monday, July 19, 2021. Twitter Inc. is scheduled to release earnings figures on July 22.
Twitter headquarters in San Francisco, California, U.S., on Monday, July 19, 2021. Twitter Inc. is scheduled to release earnings figures on July 22. Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

多くのフォロワーを抱える知名度の高いツイッターのユーザーは、同社のコンテンツ監視担当者から高いレベルの保護を受けることが多い。ツイッターには、こうしたユーザーが荒らしや嫌がらせを受けるのを制限することを目指す内部プログラムがある。

  コードネーム「プロジェクト・ガーディアン」と名付けられたこの内部プログラムには、政治家やジャーナリスト、ミュージシャンやプロのアスリートら、ツイッター上で攻撃や嫌がらせを最も受けやすい多数のアカウントが対象に含まれる。

Twitter Races To Unravel How Cyber-Attack Came From Inside
ツイッター本社(米サンフランシスコ)
Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

  これらのユーザーに関する悪意のある投稿やメッセージを誰かが報告した場合、そうした報告はツイッターのコンテンツ監視システムによって優先的に処理される。つまり、同社はそれらの報告について順番待ちの他の報告よりも迅速に対応するということだ。

  ツイッターは全てのユーザーに対してルールは同じだと説明しているものの、プロジェクト・ガーディアンによって、著名ユーザーのアカウントに関する問題は、プログラム対象外の人の苦情よりも確実に先に処理されることになる。

  大半の人は自分が所属していることさえ知らないこのVIPグループの目的は、最も拡散される恐れが高い悪意のあるコンテンツを削除することだ。また、こうした著名ユーザーのツイッター上の経験を保護することにも寄与する。これによってツイートを継続する可能性が高くなり、嫌がらせなどの問題について公の場で不平を述べる可能性が低くなることが見込まれる。

  「プロジェクト・ガーディアンは、悪意がある可能性のコンテンツを特定するために展開する多くの自動化ツールの一つに対する内部の名称にすぎない」と、同プログラムを運営するツイッターのサービス組織担当バイスプレジデント、カトリーナ・レーン氏は声明で指摘。「それが使用している技術は、サービス上の全ての人を保護する技術と同じものだ」と説明した。

  ツイッターのサイトインテグリティー責任者であるヨエル・ロス氏によると、プロジェクト・ガーディアンによって保護されているユーザーのリストは定期的に変更されており、著名ユーザーだけが含まれているわけではない。このプログラムは、物議を醸すツイートのために意図せずに脚光を浴びることになった人や、突然攻撃の標的になった人の保護を強化するためにも利用されている。

  つまり、世間の注目を集めている間だけリストに加えられるユーザーもいれば、ほとんど常時含まれているユーザーもいるということだ。 

  このプログラムの存在は当然ながら疑問を生じさせる。ツイッターが著名なユーザーや突如有名になったユーザーをより迅速かつ効率的に保護できるのであれば、嫌がらせや攻撃を受けている全てのユーザーになぜ同じことができないのか、というものだ。

  その答えを簡単に言うならユーザーの規模だ。1日当たりのユーザーが2億人余りに上るツイッターは、攻撃などに関する報告があまりにも多いため、全てを同時に処理することは不可能だ。

  ロス氏は「リストが大きくなり過ぎると、シグナルとしての価値がなくなる」と説明。「特定の瞬間に異例もしくは前例のない規模の注目を集めている人々に焦点を絞りたいと考えている。本当にアカウントのごく一部に対象を絞っている」と述べた。

原題:Twitter’s Prominent Users Get VIP Treatment When Trolls Strike(抜粋)

 

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