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ブラジル中銀、政策金利1.5ポイント引き上げ-2月追加利上げへ

更新日時
  • 中銀は政策金利を9.25%に設定-エコノミスト全員の予想通り
  • 2月にも1.5ポイント利上げ見込む-インフレ見通し上振れ

ブラジル中央銀行は8日、政策金利(SELIC)を1.5ポイント引き上げ9.25%とする決定を下すとともに、来年2月の会合で同幅の追加利上げを見込んでいることを明らかにした。 1.5ポイント利上げは2会合連続。予想インフレ率が目標をさらに上回る水準に上昇していることが背景にある。

  ブルームバーグが調査したエコノミスト全員が1.5ポイントの利上げを予想していた。今年に入ってからの利上げ幅は7.25ポイントに達し、主要国で最大。エコノミストらはSELICが来年前半に12%まで達する可能性があるとみている。

  中銀政策委員会は声明で、「インフレ見通しの上振れと長期予想の不安定化リスクを踏まえると、金融引き締めプロセスを制限的な領域にまで大きく進めることが適切だ」とした上で、「政策委はインフレ緩和プロセスと目標付近へのインフレ期待定着が確固となるまで戦略を維持する」と表明した。

Inflation Expectations

Analysts see consumer prices increases above target all through 2024

Brazil's central bank

Focus survey published on Dec. 6

  ロベルト・カンポス・ネト総裁率いるブラジル中銀は、同国がリセッション(景気後退)入りし失業率が12%超に高止まりする状況でも着実に悪化しているインフレ期待を抑制するのに苦慮している。物価上昇圧力が想定より長く続いている背景には、燃料や食品価格の上昇といった世界的な現象だけなく、同国での2022年の大統領選を控えた政府支出拡大を巡る懸念もある。

Brazil's Central Bank President Roberto Campos Neto Holds Press Conference
ロベルト・カンポス・ネト総裁
Source: Bloomberg

  ブラジルのインフレは加速している。ブルームバーグのエコノミスト調査によると、ブラジル地理統計資料院(IBGE)が10日発表する11月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比10.9%(中央値)と、2003年以来の高水準になると予想されている。

  中銀はインフレ目標を今年3.75%、来年3.5%に設定し、上下ともに1.5ポイントの許容範囲を設けている。

原題:Brazil Says World’s Boldest Rate-Hiking Cycle Is Far From Over、Brazil Sees Rates Above 10% in February After Hawkish Hike (1)(抜粋)

 

 

(第2および5段落目以降に金利とインフレ率予想などを追加して更新します)
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