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きょうの国内市況(12月8日):株式、債券、為替市場

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●日本株は続伸、コロナ変異は経済成長妨げないと楽観-半導体関連高い

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  東京株式相場は続伸。TOPIXの終値は9営業日ぶりに2000の大台を回復した。新型コロナウイルスのオミクロン変異株について現時点で重症化の事例が少ないうえ、英グラクソ・スミスクラインは開発薬がオミクロンの全ての変異株に有効と発表したため、世界の経済成長が妨げられることはないとの楽観的な見方が強まった。米国市場では時価総額の大きなハイテク株に資金が流入し、日本でも電機や精密機器など半導体関連株の上げが目立った。

  • TOPIXの終値は前日比12.39ポイント(0.6%)高の2002.24
  • 日経平均株価は405円02銭(1.4%)高の2万8860円62銭

岡三アセットマネジメントの前野達志シニアストラテジスト

  • オミクロン株は重症化しないだろうとの見方が強まり、出遅れ感のあった日本株は上昇。下げの続いた景気敏感銘柄を中心に見直し買いが入った
  • 政策的に景気を抑え込んできた中国は、来年秋の党大会で3期目を目指す習近平政権が預金準備率の引き下げなど徐々に政策を転換しているのも日本株の追い風だ
  • オミクロン株の重症化リスクやワクチン効果などを見極める必要はあるが、中長期的には世界の景気拡大の恩恵を受ける日本株は上昇するだろう

東証33業種

上昇率上位精密機器、その他製品、医薬品、サービス、電機、鉱業
下落率上位不動産、海運、倉庫・運輸、陸運、建設、その他金融、輸送用機器

 

●債券上昇、長期ゾーンのオペ結果受け買い優勢-米長期金利低下も支え

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  債券相場は上昇。日本銀行がこの日に実施した長期ゾーンの国債買い入れオペの結果が需給の引き締まりを示したことで、買いが優勢になった。新型コロナウイルスのオミクロン変異株に対する懸念は和らいでいるものの、前日に上昇した米長期金利が時間外取引で低下したことも相場を支えた。

  • 新発10年債利回りは前日比0.5ベーシスポイント(bp)低い0.045%
  • 新発20年債利回りは0.455%、新発30年債利回りは0.67%と、いずれも0.5bp低下
  • 長期国債先物12月物の終値は3銭高の152円7銭。米長期金利上昇の流れを引き継いで売りが先行し、151円96銭まで下落した後は下げ幅を縮小。日銀オペ結果を受けてプラスに転じ、一時152円11銭まで上昇

みずほ証券の松崎涼祐シニアマーケットアナリスト

  • 残存5年超10年以下の日銀オペは、落札水準は無難だが、応札倍率が低く、強めの結果とみる参加者もあったかもしれない。キャリー(期間収益)に優れた10年ゾーンを急いで売る理由はない
  • きのうの米国株はリスクオフの巻き戻しが続いたが、米国債は比較的に落ち着いた動きで、米長期金利もアジア時間に戻している
  • リスクセンチメントは巻き戻しの方向だが、今後もオミクロン株は先行きの不透明要因になり得るため、そこは情報を待たざるを得ない
  • きのうの30年入札は弱めだったが、超長期債に対する需要の弱さを示しているとは思わない。先物は割高に見えるが、限月交代を控えて売りづらい

日銀オペ

  • 対象は残存期間1年以下、1年超3年以下、5年超10年以下
  • 残存5ー10年の応札倍率は1.62倍と1月以来の低水準、残存1-3年は3.60倍と6月以来の高水準

●ドル・円は小幅安、リスク選好と米金利上昇一服で113円台半ば

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  東京外国為替市場のドル・円相場は小幅安。オミクロン変異株への懸念が後退する中、株高を背景にリスク選好のドル売りと円売りの綱引きとなったが、米長期金利の上昇一服もあり、やや上値が重かった。

 
  • ドル・円は午後3時5分現在、前日比0.1%安の1ドル=113円53銭。一時113円36銭まで軟化、上値は113円63銭まで
  • ブルームバーグ・ドルスポット指数は0.1%安

マネーパートナーズの武市佳史チーフアナリスト 

  • オミクロン株が大したことないという状況で巻き戻しが入っているが、それでリスクオンに寄せられるかというと別なので、米金利も一本調子では上がりづらい。来週にFOMC(米連邦公開市場委員会)を控えて、様子見に入りやすいスケジュール感でもある
  • 米金利がこれ以上上がらないとドル高は抑えられやすいだろうが、金利格差が広がる傾向にあるのは他通貨も含めて事実。緩やかながらドルは買われていくとみるのが自然だろう
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