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友邦保険、1兆円超の石炭関連投資から撤退-脱炭素の取り組み強化

  • 直接運用の株式・債券ポートフォリオ売却完了、7年早く目標達成
  • 2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする目標にコミット

香港の保険会社、友邦保険(AIAグループ)は採炭および石炭火力発電事業への約100億ドル(約1兆1400億円)相当の投資から撤退した。こうしたセクターとの関係を絶つよう金融機関に求める圧力が強まっている。

  7日の発表資料によると、AIAは直接運用する株式・債券ポートフォリオ全ての売却を10月に完了。当初の目標より7年早いという。採炭・石炭発電に直接関与する事業に新たな投資は行わない方針だ。同社は2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする目標にコミットしている。

  李源祥・最高経営責任者(CEO)は香港でのインタビューで今回の動きについて、環境団体からの圧力によるものではなく、同社は以前からESG(環境、社会、企業統治)の指標を戦略に取り入れていると説明した。

  ハーバード大学アリアンツ・グローバル・インベスターズなどの企業・機関投資家も石炭関連の持ち分を縮小している。環境NGO(非政府組織)の国際ネットワーク「インシュアー・アワ・フューチャー」の調査によると、そうした持ち分を処分した保険会社は65社、売却資産は計12兆ドルに上る。

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  李氏によると、AIAはグリーンボンドを購入しているほか、環境汚染をもたらす産業に投資しないよう徹底するための除外リストも備えており、投資先企業と連携して二酸化炭素(CO2)排出量の削減に努めている。

原題:AIA Sells Out of Almost $10 Billion of Coal Investments (2)(抜粋)

 

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