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ハイテクが米国株を救う、米金融当局の資産購入縮小でも-ヤルデニ氏

  • インフレは現実の問題、米金融当局の政策引き締めを後退させず
  • S&P500種は22年末までに5200に上昇へ、23年末までに5500目指す

ウォール街のベテラン、エドワード・ヤルデニ氏は7日、金融資産価格が急落した場合に米金融当局が市場にさらなる流動性を供給する可能性は低いとの見方を示した。ただ、それでも株式相場の上昇は止まらないと予想した。

  ヤルデニ・リサーチの創業者兼社長のヤルデニ氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、米金融当局が政策引き締めを図って市場を混乱させた「テーパータントラムが2013年以来4回あった」と指摘。「13年5月と16年の早い時期、18年のクリスマス直前、そして今回だ。今回は進行中だ」と述べた。

ヤルデニ氏のインタビュー
出典:ブルームバーグ

  米金融当局は債券購入プログラムのテーパリング(段階的縮小)に既に着手している。ヤルデニ氏によると、ボラティリティーが高まった場合、当局は「市場が求めるもの」を提供できないという。つまり、資産購入縮小を停止したり、利上げから遠ざかったりはしない公算が大きい。

  ヤルデニ氏は「インフレは現実の問題であり、当局はそれについて懸念していることを明確にしている。当局が手を引くことはかなり難しくなろう」と付け加えた。

  米インフレ率の重要指標である消費者物価指数(CPI)が12月10日に公表される予定で、11月の急激な物価上昇の持続が示される見通し。ヤルデニ氏はインフレは緩和する可能性もあるものの「当局がフェデラルファンド(FF)金利誘導目標を2、3回引き上げてそれに対応しても驚かない」とコメント。「インフレ目標の上方修正を真剣に検討し、ゴールポストを2%から3%に動かすかもしれない」と話した。

  一方でヤルデニ氏は、新たなテクノロジーを活用する企業の生産性向上に助けられ、金融市場はインフレによる混乱を乗り切ると予想。現在の状況を「活況の2020年代」と呼ぶ同氏は、S&P500種株価指数が年末までに4800を付け、22年末までに5200、23年末までに5500に達するとの見通しを示した。

ヤルデニ氏、米国株「活況の2020年代」は継続へ-強気派のGSも賛同

原題:Yardeni Says Tech Will Save Stocks as Fed Winds Down Stimulus(抜粋)

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