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PIMCO、中銀政策ミスの危険を警告-債券市場リスク十分反映せず

  • 民間に成長の主役を交代させようとする動き政策ミスのリスク高める
  • 中銀が早期の政策引き締めを迫られ高債務国の成長を妨げかねない

世界有数の債券ファンド運営会社パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)は、中央銀行の金融政策ミスの危険が高まっているが、債券市場は適切なインフレリスクプレミアムを十分反映していないと警告した。

  PIMCOは7日公表したアセットアロケーション(資産配分)アウトルックで、金融、財政両面の景気刺激が来年弱まり、「民間セクターに成長の主役を交代させよう」と当局が動くことで「政策ミス」のリスクが高まると分析した。

  マクロ環境の不安定化は、テールリスク(確率は低いが実現すれば影響が甚大なリスク)増大の可能性を高め、プラス方向であれマイナス方向であれ、投資家のリターンへの影響が増幅される。

  PIMCOのポートフォリオマネジャー、エリン・ブラウン氏とジェラルディン・サンドストローム氏はリポートで、「左のテールリスクとしては、インフレが持続性を増し、中銀が予定より早期の政策引き締めを迫られることで、高債務国の経済成長を妨げかねない」と指摘した。

  ストラテジストらはその一方で、「物理的インフラ推進の動きが投資と生産性向上を促し、経済成長の恩恵をもたらす可能性の高い好循環を生む一方、高い個人貯蓄率が消費を支える余地が生じる」状況の下で、2022年に米国債利回りが上昇する見通しを「右のテールリスク」として挙げた。

 

原題:Pimco Warns Risk of Policy Mistakes From Central Banks Is Rising(抜粋)

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