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ソフトバンクGがWeWork債を一部売却へ、620億円相当-関係者

  • 利回り約9.875%で機関投資家に売却する-9日に完了の見込み
  • 2020年7月にウィーワークから購入した22億ドル規模の債券の一部

ソフトバンクグループは、シェアオフィス事業を手掛ける米ウィーワークの社債5億5000万ドル(約620億円)相当を手放す方針だ。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。1年以上前にウィーワークが資金繰り難に陥った際に資金調達を支援するために購入していた債券のうち約4分の1を売却する。

  ソフトバンクGは社債を額面1ドル当たり約85.6セント、利回り約9.875%で機関投資家に売却する。協議の非公開を理由に関係者が匿名で語った。

  このニュースを受け、ウィーワークの他の債券も値下がりした。トレースによると、同社の2025年5月償還債(表面利率7.875%)が額面1ドル当たり94セントと3月以来の低水準となり、7日の米ジャンク債市場で値下がりが目立った。ブルームバーグの指数データによれば、利回りはソフトバンクGが今回売却する債券や同じ格付け水準の債券の平均(7.2%)を上回っている。

  ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)のクレジット調査ディレクター、ノエル・ヘバート氏はウィーワークについて、赤字が続いており、新型コロナウイルスのオミクロン変異株がさらに業績の重しとなりかねないと指摘した。

  ソフトバンクGの広報担当者は「ウィーワークの10月と12月の素晴らしい業績」に言及した上で、今回の売却は同社への信頼を表すものだと説明した。ウィーワークの広報担当者は「投資家基盤を多様化し強固な機関投資家グループと接点を持つ機会を得られる」とコメントした。同社は6日、ソフトバンクGがウィーワーク向けの信用枠を1年延長して2024年にしたと明らかにしたが、これも信頼のサインと言える。

WeWork debt hits lowest since March after SoftBank announces sale
 
 

  ソフトバンクGが今回手放す社債は2020年7月にウィーワークから購入した22億ドル相当の債券の一部。ブルームバーグが確認した資料のコピーによると、債券は2つのシリーズに分割され、ソフトバンクGは16億5000万ドル相当を引き続き保有する。表面利率は5%。

  ウィーワークはニューヨーク時間7日午後3時(日本時間8日午前5時)に投資家との電話会議を開催する計画。売却は9日に完了する見込み。

原題:

SoftBank Offloading a Quarter of WeWork $2.2 Billion Rescue Debt(抜粋)

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