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米下院、債務上限引き上げの迅速承認に道開く-打開策の法案可決

更新日時
  • 上院でも可決されれば上院民主党は単独で上限引き上げ案通過可能に
  • 下院採決に先立ち与野党の上院院内総務が合意していた

米下院は7日夜、連邦政府債務の法定上限引き上げ案の単純過半数票での上院通過を可能にする迅速承認プロセスを設ける法案を賛成222、反対212の賛成多数で可決した。

  同法案が共和党からも最低10票の賛成を集めて上院でも可決されれば、上院民主党会派は単純過半数で債務上限を引き上げる1回限りの権限を得る。引き上げ幅はまだ決まっていないが、2022年末までの支払いをカバーできる額になる公算が大きい。

U.S. Treasury Official Sees New Climate-Related Rules In 2022
連邦議会議事堂
Photographer: Samuel Corum/Bloomberg

  財務省が支払いを履行できなくなるデフォルト(債務不履行)状態に陥るリスクは低減した。同法案にはメディケア(高齢者・障害者向け医療保険制度)、農業補助金などの連邦プログラムの歳出の自動的な削減を取り消す条項も盛り込まれていた。

  この日、これに先立ち民主党のシューマー上院院内総務と共和党のマコネル上院院内総務は債務上限引き上げを後押しする打開策で合意したと明らかにしていた。

  ペロシ下院議長は迅速承認プロセス法案が成立した後に上院が債務上限引き上げ案を通過させれば、下院はこれを採決のため審議するだろうと述べた。

  マコネル氏はシューマー氏との合意について、議会議事堂で記者団に、米国と共和党にとって最も利益にかなうと思うと述べていた。一方、シューマー氏は「複雑もしくはリスクの高いプロセスでない限り、民主党会派は50票でこれを成し遂げる重責を担う用意を常に表明してきた」と指摘した。

  民主党は引き上げ幅をどの程度とする計画か特定していないものの、22年末までで2兆ドル(約227兆円)近くとする案を議論している。

原題:House Passes Bill Opening Way to Quick Debt Ceiling IncreaseCongress Agrees on Debt-Ceiling Deal, Sidestepping Default Risk、McConnell Says Deal Reached With Schumer on Raising Debt Limit(抜粋)

(引き上げ額の見通しなどを追加します)
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