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豪中銀「オミクロン景気回復妨げず」-金利維持、2月QE再検討

更新日時
  • 週40億豪ドル相当の債券購入を少なくとも2月半ばまで継続する
  • 景気は来年上期にデルタ以前の軌道に戻る見込み

オーストラリア準備銀行(中央銀行)は7日の政策決定会合で、政策金利であるオフィシャル・キャッシュレートの誘導目標を過去最低の0.10%に据え置くことを決めた。

  債券購入プログラムは、週40億豪ドル(約3200億円)のペースで少なくとも来年2月半ばまで継続し、政策委員会が2月の会合で再検討する。

  ロウ総裁は政策発表後の声明で、「政策委員会は実質インフレ率が2-3%の目標レンジの範囲内で持続的に推移するまでキャッシュレートを引き上げない。これには現時点よりかなり高い賃金の伸びを十分生むほど労働市場がタイトになる必要がある。ある程度の時間がかかる可能性が高く、政策委としては忍耐強くある用意がある」と従来の立場を繰り返した。

  声明は「(新型コロナウイルスの)オミクロン株の発生が新たな不確実要因だが、景気回復を妨げるとは予想されていない。景気は2022年上期にデルタ株以前の軌道に戻るだろう」と予測した。

  来年2月の債券購入プログラム見直しでは、他の中銀の行動、豪債券市場がどのように機能しているか、完全雇用という目標、中銀目標と整合的なインフレ率達成に向けた進捗(しんちょく)の現状および見通しという三つの検討事項が決定の指針になるとした。

Ultra-easy monetary policy is working to prop up inflation
 
 

  市場は22年5月の0.15ポイントの利上げ、その後同年末までに2回の0.25ポイントの利上げが決定されると予想。3回目の利上げ可能性もあるとみている。

  政策発表後に豪ドル相場は上げ、一時1豪ドル=0. 7071米ドルを付けた。豪3年国債利回りは一時6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.93%、10年債利回りは7bp上昇の 1.65%となった。

  ブルームバーグが調査したエコノミスト27人全員が、この日の政策金利の据え置きを予想していた。 

原題:RBA’s Lowe Sees Economic Recovery Pushing Through Omicron Scare、RBA Keeps Cash Rate at 0.10% as Seen by All Economists Surveyed、RBA Keeps Rate Unchanged at 0.10%; Decision History、Australian Yields Extend Gains With Dollar on RBA’s Omicron Calm(抜粋)

(中銀の声明内容を追加して更新します)
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