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冬本番で抑え込めるか新型コロナ、飛び抜けて少ない日本の死者数

  • 日本の死者数は過去1週間で6人まで激減-昨年7月以降で最低水準
  • 新規感染者の低下に比例、G7諸国との比較でも突出した低下

日本で確認された新型コロナウイルスによる死者数は過去1週間でわずかに6人と、他のG7(主要7カ国)諸国と比較して突出した低下を見せている。

Disappearing Deaths

Japan's Covid deaths are back at the level of July 2020

Source: Data compiled by Bloomberg

  死者数の減少は感染者数の大幅な低下に比例しており、感染拡大の第2波が来る前の2020年7月以降で最も低い水準だ。感染拡大が始まった2020年3月中旬以降、これほどの死者数の減少は他のG7では起きていない。

  米国を除く他のG7より日本の人口ははるかに多い上、高齢化が進み死亡リスクが高まっていることを考慮すれば、感染者数にせよ死者数にせよ、日本の水準が驚くほど低いのが分かる。

Fewer Deaths Than Much Smaller Nations

In the G-20 only "zero Covid" China has fewer people dying than Japan now

Source: Data compiled by Bloomberg

  夏の終わりから初秋にかけて日本を襲った新型コロナウイルスの第5波が、どんなメカニズムで収まったのかはっきりしたことは分からない。だが、政府が主導した徹底的なワクチン接種キャンペーンが少なくともその要因の一つとなっていることは確かだ。日本では6日までに約1億2600万人の住民のうち77%以上が2回目の接種を完了した。

  しかも高齢者のワクチン接種率はさらに高く、2回の接種を終えた人の割合は、65歳以上で92%に上る。同様にワクチン接種のキャンペーンを行った多くの先進国では感染者や死者が増加している。

  感染拡大が始まって以降、日本で確認された死者数は人口100万人当たり145人と、中国や台湾、ニュージーランド、オーストラリアや韓国より多い。だが、直近でみると1日当たりの死者数は、患者数・死者数ともに増加傾向にあるオーストラリアや韓国より少ない。

  政府のさまざまな取り組みがオミクロン株などの新しい変異株の拡大を阻止できるかや、冬になって気温が一段と下がってくる中で再び感染拡大局面に入るのかなどは分からないが、少なくとも現時点で、新型コロナによる死亡のリスクがここしばらくの間で最も低いのは事実だ。

Staying Put

People's movements in Japan remain below baseline, even in the troughs of infection waves

Source: Google Covid-19 Community Mobility Reports, compiled by Bloomberg

Index level indicating movement compared to a baseline before the pandemic

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