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GDP改定は年率3.6%減に下方修正、個人消費下振れ-7~9月

更新日時
  • 個人消費1.3%減、設備投資2.3%減、輸出0.9%減
  • 緊急事態長期化が影響した個人消費は10-12月に回復へ-丸紅経済研

7-9月期の実質国内総生産(GDP)改定値は前期比年率3.6%減と、速報値の3.0%減から下方修正された。個人消費と公共投資が下振れた。成長率のマイナス幅は市場予想(3.1%減)よりも大きかった。内閣府が8日公表した。

キーポイント
  • GDP改定値は前期比0.9%減、速報値0.8%減から下方修正(ブルームバーグ調査の予想中央値は0.8%減)
    • 年率換算3.6%減、速報値3.0%減から下方修正(予想3.1%減)
  • 個人消費は1.3%減、速報値1.1%減から下方修正(予想1.1%減)
  • 設備投資は2.3%減、速報値3.8%減から上方修正(予想3.9%減)
  • 公共投資は2.0%減、速報値1.5%減から下方修正
  • 輸出は0.9%減、輸入は1.0%減-外需寄与度は0.0%
速報値から下方修正
 
 

エコノミストの見方

丸紅経済研究所の今村卓所長:

  • 7-9月は統計方法の変更を反映しているため、前との比較はあまり意味がない
  • 個人消費が若干悪化した一方、設備投資は思うほど悪くない。いずれも微調整で、統計方法の変更を除けばそれ程大きな変化ではない
  • 緊急事態宣言が長引いたことが影響した個人消費は10-12月に戻ってくることが堅い。設備投資もそこそこ戻り、10-12月はプラスになる
  • 内需は改善しているが、輸出が世界経済の回復についていけてない。半導体不足で新車や部品が作れず、自動車関連の輸出が減少した。10-12月もそれ程改善するとは思えない

  今回のGDP改定値では、通常の速報値からの改定に加え、季節調整方法など推計方法の変更や2020年度推計値の結果が反映されている。

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(詳細を追加し、エコノミストコメントを追加して更新しました)
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