コンテンツにスキップする

VIXで厄介な手がかりを見ているトレーダーが注意深く見ている株式の月曜日のリバウンド

  • 3日に急伸したVIX、30を割り込むも依然として高水準
  • 米金融当局のタカ派シフトやオミクロン変異株出現で不確実性増す

6日の反発が最近の米株式市場の波乱の終わりを告げるものかどうか迷っている投資家は、ボラティリティー(変動性)市場の気掛かりな兆候を目にしている。

  S&P500種株価指数が1.2%上昇した6日、シカゴ・オプション取引所(CBOE)ボラティリティー指数(VIX)は30を下回り、27を付けたが、それでも今年の平均を7ポイント上回る水準にある。先物の期近物は期先物を上回っており、短期的に波乱が続くとの投資家の見方を示唆している。

  米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が先週、タカ派姿勢に転じた後、米金融当局者らは次の連邦公開市場委員会(FOMC)を前に公式発言を自粛している。10日発表の11月の消費者物価指数(CPI)統計まで数日間は、市場のセンチメントを変えるような主要データや要人発言の予定はないことから、投資家は最近の市場の乱高下が終わるかどうか見極めるため他の指標を精査している。S&P500種株価指数は過去7営業日のうち6営業日において1%以上の変動を見せていた。

米FRBへの信頼試すCPI-債券市場、80年代以来で最大の正念場か

  データトレック・リサーチの共同創業者ニコラス・コラス氏は、既に20%余り上昇した米株式市場を投資家は見直しているため、市場の波乱は年内は続く可能性があると予想する。コラス氏はVIXが少なくとも36、できれば44を付けるまでは待った上で株式投資を再開するよう推奨。3日にVIXが35に急伸し31で終了したのは底入れのしるしではないと5日付リポートで指摘した。

  コラス氏は、「すでに素晴らしいリターンが見られている状況で12月の相場がどう展開するかは過去のデータで明らかになりすぎているほどだ」と述べ、「投資家は米金融政策と短期的な企業収益の不確実性の両方に向き合っている」と付け加えた。

Volatility index remains well above its pandemic average after spike last week
 
 

  新型コロナウイルスのオミクロン変異株の出現を受けてリスクオフの動きに拍車が掛かった11月26日以来、株式相場は激しい変動が続いている。S&P500種は11月29日に反発したが、パウエル議長のタカ派転換で急落し、2営業日の下落率は約1年ぶりの大きさとなった。ヘッジファンドは株式へのエクスポージャーを1年8カ月ぶりの速いペースで減らしている。かつて頼りにされた押し目買いを行うリテール(小口)投資家は、仮想通貨や特別買収目的会社(SPAC)、投機的なテクノロジー株の急落で証券口座残高が痛手を受けている。

パウエル議長が発したテーパリング加速のシグナル、機敏な利上げ示唆

原題:

Traders Find Troubling Clues in VIX to More Stock Turmoil Ahead(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE