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モデルナ株が急落、市場はオミクロン変異株を巡る新たなデータ待ち

6日の米株式市場でモデルナが急落。下落率は13%を超え、S&P500種株価指数の構成銘柄中で最大の下げとなった。

  モデルナ株は1カ月ぶりの大幅安。市場は新型コロナウイルスのオミクロン変異株が幅広い経済活動再開にどのようなリスクをもたらすか見極めようとしている。米疾病対策センター(CDC)は、既存のワクチンがオミクロン株にも効果を示すとの期待を表明。米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のファウチ所長はCNNのインタビューで、オミクロン株に感染した場合の症状は懸念されていたほど深刻ではない可能性があると述べた。

モデルナ社長、既存ワクチン効果は対オミクロンで低くなるリスク (1)

Moderna drops as investors await vaccine data in coming days
白:モデルナの株価推移、青:アナリストの目標株価平均
出典:ブルームバーグ

  オッペンハイマーのストラテジスト、ジャレッド・ホルツ氏は取材に対し、「さほど深刻な症状にならず、また定義は難しいが集団免疫と言われる状態にやや近づけば、毎年ブースター(追加免疫)を接種する必要性は低下するかもしれない」と述べた。

  ゴールドマン・サックス・グループのアサド・ハイダー氏によれば、オミクロン株に関して米ファイザーと独ビオンテックでは週内にも、モデルナでもその後すぐに新たなデータが得られる見通し。

  ハイダー氏は顧客リポートで、「大きな疑問は、特に免疫力低下という観点から見て、既存のワクチンによるブースターが感染予防に有効かどうかだ」と指摘。そうしたデータが得られるまで、株式のセンチメントはオミクロン株の感染状況に関する新たなデータに左右される可能性があると記した。

原題:Moderna Sinks While Market Awaits Omicron Variant Updates (1)(抜粋)

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