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日本株は大幅反発、新変異株の警戒後退しほぼ全面高-空運などに買い

更新日時

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東京株式相場は大幅に反発。新型コロナウイルスのオミクロン変異株は感染が広がる一方で、症例悪化の深刻な事態にまでは至っていないとの見方から、空運や陸運など経済再開関連に見直し買いが入った。前日に値を崩したソフトバンクグループ株が急反発し、株価指数を押し上げた。鉄鋼など素材株も高く、東証1部銘柄の約97%が上昇した。

  • TOPIXの終値は前日比42.31ポイント(2.2%)高の1989.85
  • 日経平均株価は528円23銭(1.9%)高の2万8455円60銭
TOPIXの推移
 
 

市場関係者の見方

T&Dアセットマネジメントの浪岡宏チーフストラテジスト

  • オミクロン変異株の重症化が避けられそうだとの期待が広がった。中国の預金準備率引き下げや不動産市場の一部規制緩和などを受けて同国の景気懸念も和らいだ
  • きのうの米国市場での株高と長期金利上昇を受けて日本株にも買いが先行した半面、売買金額を伴って上昇している印象はない。まだ一部冷静な投資家もいるようで、全体がリスクオンに傾いているムードではない
  • 米実質金利はまだ低く、米連邦準備制度理事会(FRB)のタカ派転換を市場が織り込んだか判断は難しい。米政策金利が引き上げる際に実質金利が上昇し、その際に今の株価収益率(PER)が正当化できるのか楽観はまだできない

東洋証券の大塚竜太ストラテジスト

  • オミクロン変異株の症状への懸念が和らぎ、景気に対する過度な懸念は後退している。米国株が上昇し、買い安心感が広がった
  • 需給要因でも株高をうながした。10日の株価指数先物・オプション12月限の特別清算値(SQ)算出を控えて、短期的に先物を売っていた投資家が買い戻しているという見方もある
  • 半面、FRBのタカ派転換は引き続き懸念材料だ。次回の連邦公開市場委員会(FOMC)に向けて金融政策に関連したニュースに敏感な状況は続く

東証33業種

上昇率上位空運、海運、金属製品、ガラス・土石製品、鉄鋼、卸売業、陸運
下落業種水産・農林

背景

  • 新型コロナ】オミクロン株がロシアに飛び火、世界で新たな制限措置
  • 米国市況】株が大幅反発、オミクロン変異株データで買い安心感
  • 中国、預金準備率を0.5ポイント引き下げ-景気減速に対応
  • 中国の輸出と輸入、11月は過去最大更新-年末商戦控え外需旺盛
  • ドル・円相場は1ドル=113円台後半で推移、前日の日本株終値時点は113円04銭
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