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Photographer: China News Service/China News Service
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米、北京五輪の外交的ボイコットを発表-関係損ねると中国警告

更新日時
  • 新疆ウイグル自治区での人権侵害を懸念、選手団は派遣する方針
  • NZは外交的ボイコットを既に中国に伝えたとロバートソン副首相

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バイデン米政権は6日、来年2月に開催される北京冬季五輪に政府使節団を派遣しない「外交的ボイコット」を行うと発表した。ホワイトハウスのサキ報道官は人道に対する罪など人権侵害に関する懸念を理由に挙げた。米中関係に新たな火種が加わった。

  「外交的ボイコット」では選手団は派遣される。冷戦時代には日米などが1980年モスクワ夏季五輪に選手団も派遣しない全面的なボイコットを行った。

  サキ報道官は「バイデン政権は新疆ウイグル自治区で中国が続けるジェノサイド(民族大量虐殺)や人道に対する罪など人権侵害を考慮し、2022年北京冬季五輪・パラリンピックに外交や公式の代表を派遣しない」と記者団に語った。

  政府関係者らの派遣を見送ることにより、人権を巡る米国の懸念を踏まえれば通常通りに行うことは適切ではないという「明確なメッセージ」を送ることになると説明した。その上で同報道官はオリンピックのために多くの犠牲を払って準備してきた選手は参加を認められるべきだと語った。

  中国共産党機関紙、人民日報の系列紙である環球時報は先月29日、中国は冬季五輪に米国の政治家を招待する計画は一切ないと報じていた。

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中国河北省張家口のオリンピック選手村
Source: Visual China Group

  バイデン大統領は先月半ばの習近平国家主席との初のオンライン会談で新疆ウイグル自治区における人権侵害の問題に言及していた。 

  中国外務省の趙立堅報道官は北京で開いた7日の記者会見で、外交的ボイコットを巡る米国の決定は中国との関係を損ねる恐れがあると警告。米側に厳正な申し入れを行ったと明らかにした。

NZも外交的ボイコット

  ニュージーランドのロバートソン副首相兼財務相は7日、同国が北京冬季五輪に外交代表団を派遣しないと述べた。

  同副首相はウェリントンでTVNZのインタビューに応じ、「われわれは閣僚レベルでは参加しないと既に明らかにしている」と発言。「10月に中国に伝えたと思う。従ってわれわれにとっては既に下した決定だ」と説明した。

  外交団派遣を見送る理由については「さまざまな要因」があり、「主として新型コロナウイルス感染症に関係している」とした上で、「しかしわれわれは中国に何度となく人権問題への懸念を伝えてきた」と語った。

原題:U.S. Plans Diplomatic Boycott of Beijing Games、U.S. Announces Diplomatic Boycott of Beijing Winter Olympics、New Zealand Diplomats Won’t Attend Winter Olympics in China、China Warns U.S. Decision on Olympics Boycott May Damage Ties(抜粋)

(第7段落に中国外務省報道官のコメントを追加して更新します)
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