コンテンツにスキップする

株式へのリスクはオミクロン株より米金融当局-モルガン・スタンレー

  • 資産購入のテーパリング加速は大きな向かい風に-モルガンS
  • S&P500種の下落トレンドとバリュエーション低下を予想
Federal Reserve Board Chairman Jerome Powell.

Federal Reserve Board Chairman Jerome Powell.

Photographer: Alex Wong/Getty Images North America

1日を始める前に押さえておきたい世界のニュースを毎朝お届け。ブルームバーグのニュースレターへの登録はこちら

株式投資家には、新型コロナウイルスの新たな変異株出現よりも心配すべき重要なことが恐らくあると、モルガン・スタンレーのストラテジストらはみている。

  マイケル・ウィルソン氏らストラテジストは「株式にとっての大きなリスク要因として、オミクロン変異株についてはそれほど懸念していない」としつつ、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が資産購入のテーパリング(段階的縮小)ペース加速の可能性を示唆したことを受け、新型コロナ以外の部分で向かい風が強まりつつあるとリポートで指摘。「テーパリングは市場にとっては引き締めを意味し、バリュエーション低下につながるだろう。回復局面の今のような段階では常に見られることだ」と付け加えた。

  TIAAの投資部門ヌビーンのブライアン・ニック氏も6日、2022年の見通しを記したリポートで「見通しへの主要なリスクは引き続き、中央銀行が過度に逼迫(ひっぱく)した労働市場に起因するインフレへの対応を迫られた場合に金融環境が突如として引き締まることだ」と説明した。

S&P 500's valuation level may be at risk if bond yields rise
 
 

  JPモルガン・チェースなど他の金融機関のストラテジストも、新型コロナではなく中央銀行のタカ派寄り姿勢への転換が株式見通しへの主なリスクだと指摘する。ただJPモルガンが6日、株式上昇が来年も続くというのが基本シナリオだとあらためて説明した一方、モルガン・スタンレーは、S&P500種株価指数の下落トレンドとバリュエーション低下を予想する。

コロナよりもタカ派の中央銀行が2022年の重要なリスク-JPモルガン

  モルガン・スタンレーのストラテジストは、S&P500種の予想株価収益率(PER)について約12%低下すると予想した上で、さらに大きく下げる可能性もあると指摘。「長期金利が大幅に上昇するとの想定から、株式投資家がずっと大きなリスクプレミアムを求め始める」ためだと説明した。

原題:Morgan Stanley Sees Fed as Greater Threat to Stocks Than Omicron(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE