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債券ファンドにシステミックリスク、流動性バッファーを提案-BIS

  • 昨年の市場の混乱では投資家の解約請求に応じるため資産を投げ売り
  • 潤沢な時期のバッファー拡充とストレスが高まる局面での放出を提案

国際決済銀行(BIS)は6日、市場が動揺する局面でのシステミックリスク抑制に向け、規制・監督当局はオープンエンド型債券ファンドの防衛ラインを強化すべきだと報告書で提言した。

  新型コロナウイルスの感染拡大が昨年市場を揺るがした際、債券ファンドは投資家の解約請求に応じるため、大挙して資産の投げ売りに動き、既に不足していた流動性の低下と価格圧力に拍車が掛かった。債券市場の支援に当局が動くまで緊張は続き、既存のセーフガード(安全装置)の有効性に疑念が生じた。

  BISエコノミストらは報告書で、「流動性バッファー」を資金が潤沢な時期に拡充し、ストレスが高まる時期に放出するなどのアイデアを提案した。

  報告書は「(金融システム全体の安定確保を目指す)マクロ・プルーデンスの観点に立つ規制を導入すれば、債券OEF(オープンエンド型ファンド)の行動で生じる波及効果を確実に吸収することで金融の安定を支えることが可能になるだろう」と指摘した。

 

原題:Bond Funds Pose a Systemic Risk in Times of Crisis, BIS Say(抜粋)

 

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