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オミクロン株懸念で東南アジア株売り強まる-デルタ株の二の舞懸念

  • 東南アジア株は中南米株や東欧株を下回るパフォーマンス
  • オミクロン株で経済再開に伴う回復が後ずれの可能性-JPモルガン

新興国市場のトレーダーは、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン」について、デルタ株の二の舞となることを懸念して東南アジアの株売りを進めている。同地域はデルタ株感染が拡大した際に世界で最も大きな影響を受けた。

  東南アジア株の指標、MSCI・AC・ASEAN指数は、オミクロン株の存在が市場で初めて意識された米国の感謝祭の時期から4%余り下落。中南米株の2%下落や東欧株の小幅上昇を下回るパフォーマンスとなっている。同指数はデルタ株が正式に命名された5月末から2カ月間で約7%値下がりした。

    投資家にとってさらに悪いことに、同地域は中国の成長減速懸念や米国の早期利上げ観測にも脅かされている。トレーダーは今週、新変異株の拡散や重症度に関するさらなる情報に加え、中国の輸出・インフレ指標にも注目している。

Asean stocks underperformed EM peers for first two months of delta outbreak
 
 

  JPモルガン・プライベート・バンクのアジア投資戦略責任者アレクサンダー・ウルフ氏(香港在勤)は「オミクロン株によって、旅行関連の回復や経済再開に伴う回復の時期がさらに後ずれする可能性がある。また、こうした経済再開の停止とスタートが繰り返され続けていることは、短期的な成長鈍化につながる恐れがある」と指摘した。

原題:Traders Dump Asean Stocks on Fears Over Omicron (Correct)(抜粋)

 

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