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【米国市況】株が大幅反発、オミクロン変異株データで買い安心感

更新日時

6日の米株式相場は大幅反発。新型コロナウイルスのオミクロン変異株に感染した人の症状は比較的軽いという初期データを受け、買い安心感が広がった。リスク選好ムードが戻る中、米国債利回りは大幅上昇した。

  • 米国株は大幅反発、オミクロン変異株への警戒和らぐ
  • 米国債は大幅反落、10年債利回り1.44%に上昇
  • 資源国通貨が高い、中国の金融緩和受け-円は下落
  • NY原油先物、反発-オミクロン株への懸念薄れる
  • NY金先物は反落、1オンス=1779.50ドル-ドル上昇で

  S&P500種株価指数は前週の下げを埋め、ハイテク銘柄中心のナスダック100指数も上昇した。オミクロン株感染の震源地となっている南アフリカ共和国の感染者急増は医療提供体制の逼迫(ひっぱく)をもたらしていないとする医療施設データが注目され、比較的落ち着いた地合いだった。シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー指数(VIX)はこの日、低下した。ただ、なおも高水準にとどまっている。

  S&P500種は前週末比1.2%高の4591.67。ダウ工業株30種平均は646.95ドル(1.9%)高の35227.03ドル。ナスダック総合指数は0.9%上昇。米国債市場ではニューヨーク時間午後4時7分現在、10年債利回りが9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.44%。

  LPLファイナンシャルのチーフ市場ストラテジスト、ライアン・デトリック氏は「ボラティリティーが高めの今の状態が続くと当社は見込むが、これが株買いの好機である可能性も十分ある」とリポートで指摘。「新型コロナとの共存が20カ月余り続いている。これまでに変異株が幾つか現れたが、なんとか前進している。同様のプレーブックがまた有効になるとみている」と記した。

  外国為替市場では、オーストラリア・ドルやノルウェー・クローネをはじめとする資源国通貨が上昇。中国人民銀行(中央銀行)による預金準備率引き下げ発表で、資源への需要が拡大するとの観測が広がった。一方、円やスイス・フランなどの逃避先通貨は下げた。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%上昇。ニューヨーク時間午後4時7分現在、ドルは対円で0.6%高の1ドル=113円48銭。ユーロは対ドルで0.3%安の1ユーロ=1.1282ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は反発。オミクロン変異株はこれまでの感染例では軽症にとどまっているとのデータを受け、需要に悪影響が及ぶとの懸念が和らいだ。

  南アの初期データでは入院者数の急増は見られなかった。オアンダのシニア市場アナリスト、エド・モヤ氏は「オミクロン株はデルタ株ほど深刻な症状を引き起こさないとみられ、ウォール街では成長シナリオが堅持されているようだ」と述べた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物1月限は3.23ドル(4.9%)高の1バレル=69.49ドルと、1週間ぶり高値。ロンドンICEの北海ブレント2月限は3.20ドル上昇し73.08ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反落。外国為替市場でドルが上昇したことが背景にある。この日はオミクロン株の市場への影響や、米金融当局の姿勢がタカ派寄りに傾いたことが意識された。

  ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.3%安の1オンス=1779.50ドルで引けた。

原題:Stocks Surge in Rebound After Volatile Week: Markets Wrap(抜粋)

Treasuries Slump, Erasing Friday’s Gains, as Risk Regains Favor(抜粋)

Commodity FX Rallies on China Easing, Omicron Data: Inside G-10(抜粋)

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Metals Extend Declines on Growth Fears Despite China Easing(抜粋)

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