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米S&P500指数、来年の調整リスク「高まっている」-BofA

  • 短期または今後1年で10%調整のリスク、金利上昇に弱い銘柄回避を
  • 株式配当利回り、1-2年後に想定される現金利回りを下回る
A monitor displays S&P 500 market data in front of the New York Stock Exchange.

A monitor displays S&P 500 market data in front of the New York Stock Exchange.

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

米金融当局が利上げに向かっていることから、株式投資家にとってリスクが増しており、S&P500種株価指数は来年に調整に入る可能性が「高まっている」と、バンク・オブ・アメリカ(BofA)のサビタ・スブラマニアン氏が語った。

   BofAセキュリティーズの米国株・クオンツ戦略の責任者を務めるスブラマニアン氏は3日、ブルームバーグテレビジョンのインタビューで、「S&P500種の配当利回りは、1-2年後に想定される現金利回りを下回っているのが現在の市場環境だ」と主張し、「弊社のエコノミストは、向こう2年ほどで8回の利上げがあると予想している」と述べた。

  投資家が保有すべきなのは金利上昇や市場のボラティリティーに耐えられる企業の株式だが、「必ずしもS&P500全体を持ちたがる必要はない」と指摘。「短期的に、または向こう12カ月で10%の調整が入る可能性は高まったと考えている」と続けた。

  ただ、「あまり強く警告しているような印象を持たれたくはない」とし、株価指数は下落を回避できるだろうとの見方を示した。「われわれの市場予想は横ばいだ。厳しい展開になるだろう」と語った。

 

 

ブルームバーグテレビジョンのインタビューに応じるBofAセキュリティーズのスブラマニアン氏
出典:ブルームバーグ

  スブラマニアン氏は、実質金利がマイナスの現在の環境にリスクがあるとみる。「2000年を思い起こさせる。当時は株式のリスクプレミアムがマイナスであることは普通だと誰もが受け入れていた。これは普通ではない。マイナスの実質金利も普通ではない。何かが本質的に誤っていると告げていると思う」と語った。

 

原題:

BofA’s Subramanian Sees Greater Chance S&P 500 Corrects in 2022(抜粋)

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