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【新型コロナ】南ア感染急増、米6州に拡大-独専門家「長期戦」警告

Health workers fill out documents before performing tests for COVID-19 coronavirus on other health workers in Johannesburg.

Health workers fill out documents before performing tests for COVID-19 coronavirus on other health workers in Johannesburg.

Photographer: Michele Spatari/AFP/Getty Images

南アフリカ共和国で確認された新型コロナウイルスの新規感染者数は、4日間でほぼ4倍に増加した。同国では新たな変異株「オミクロン」の感染が急拡大している。

南ア、1日当たりの新型コロナ感染件数が4日間でほぼ4倍

  同変異株の感染震源地となっている同国ハウテン州では、1人の感染者が何人に感染を広げるかを示す実効再生産数が2.33と過去最高を記録。観光地ケープタウンがある西ケープ州でも2に達しているという。こうした数字は、オミクロン株の感染力の強さを裏付ける。

オミクロン株、感染経験者の再感染リスクは他の変異株の3倍-調査

  南アの国立伝染病研究所(NICD)によると、ハウテン州ツワネ地域での感染第4波の初期段階では、入院患者の68%が40歳未満だった。第3波の初期段階で入院患者の66.1%が50歳以上だったのとは対照的だ。一方で重症患者の比率は第4波初期では32.9%、第3波初期では66.1%だったという。

  米国内はこれまで、少なくとも6州でオミクロン変異株の感染が確認されている。ニューヨーク、カリフォルニア、コロラド、ミネソタの各州に加え、2日遅くにはハワイ州、3日にはネブラスカ州でも感染が明らかになった。

  ドイツではロベルト・コッホ研究所(RKI)のロタール・ウィーラー所長が3日、新型コロナとの闘いは長期戦になると警鐘を鳴らした。同氏は記者会見で、新規感染者数が横ばい状態なのは地方当局の検査が停滞していることが一因だと指摘。「ターニングポイントが訪れたと判断するのは時期尚早であり、より厳しい対策を控えるなどもってのほかだ」と述べた。

  ドイツの感染率は今週に入って3日連続で低下していたが、3日には再び小幅ながら上昇に転じた。

Record Wave

Germany's recent coronavirus outbreak has hit unprecedented levels

Source: Robert Koch Institute

  ドイツのビオンテックは、オミクロン変異株に対する免疫を高めるため、同社既存ワクチンには調整が必要になる可能性があるとの認識を示した。その上で、オミクロン株に感染しても既存ワクチンによって重症化を防ぐ効果は恐らく依然としてあると指摘した。

ビオンテック、ワクチン調整でオミクロン株に対する効果高める可能性

  スイスのUBSグループは、欧州・中東・アフリカ地域のグローバル・バンキング部門従業員にビジネス目的の渡航を控えるよう指示した。関係者によれば、オミクロン株を巡る不透明感を受けた予防的な措置だという。

UBS、欧州・中東・アフリカのバンキング部門に出張控えるよう指示  

  欧州サッカーのチャンピオンズリーグ(CL)は8日に行われるバイエルン対バルセロナの試合が無観客になることが決まった。同試合の開催地バイエルン州は当面の間、すべての試合を無観客で行うよう命じている。

  米ジョンズ・ホプキンズ大学とブルームバーグの集計データによると、世界の新型コロナ感染者数は2億6440万人、死者は523万人をそれぞれ上回った。

Where the Omicron Variant Has Been Detected

The new strain has reached at least two dozen places

Sources: Government statements, local media reports, Bloomberg reporting

Note: Data as of Dec. 2, 2021

 

原題:South Africa Cases Soar; Omicron in N.Y., Nebraska: Virus Update (抜粋)

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