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英中銀ソーンダース氏、オミクロン株のデータ待つことに一定の利点

  • タカ派ソーンダース氏の発言、12月利上げ観測はいっそう後退
  • 16日発表の政策決定、オミクロンが最重要問題に-ソーンダース氏

イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会(MPC)のタカ派寄りメンバーであるマイケル・ソーンダース氏は3日、利上げをする前に新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン」の英経済への影響についてさらに多くのデータを待つことには利点があるとの考えを示した。

  16日の政策発表に向けたMPCの次回会合では、「オミクロン」が最重要問題になるだろうと同氏は述べた。英中銀が来年まで利上げを遅らせるとの観測が強まった。

  発言を受けて12月利上げの観測は後退し、市場が織り込む12月の0.15ポイント利上げ確率は33%と、2日の56%から低下した。先月には利上げがほぼ確実視されていた。

Money markets have all but ruled out a BOE rate hike this month
 
 

  ソーンダース氏はオミクロンについて、「現時点では最近検出されたばかりだ。公衆衛生と経済に及ぼし得る影響について、より多くの検証を待つことには特定の利点があると考えられる」と述べた。

  同時に、利上げを遅らせることの悪影響も警告。労働市場がさらにタイト化し、インフレ率が中銀目標をより大きく上回る可能性があると指摘した。その場合、中銀は来年に行動を急ぐことを強いられ、早期から行動していた場合の「限定的な」利上げではなく、「唐突で痛みをもたらす」引き締めを行わざるを得なくなるかもしれないと語った。

原題:BOE Dec. Rate Hike Bets Evaporate as Saunders Cites Omicron (1)、BOE’s Leading Hawk Sees Some Benefit to Waiting for Omicron Datam、BOE December Rate Hike Bets Evaporate as Saunders Cites Omicron(抜粋)

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