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トルコのインフレ率は11月も加速、3年ぶりの高水準に-通貨安響く

  • 11月のインフレ率は前年同月比21.31%上昇、市場予想上回る
  • リラ安やエネルギーコストの上昇がインフレ率を押し上げ

トルコのインフレ率は11月に3年ぶりの高水準に上昇し、前月からの伸び加速は6カ月連続となった。トルコ・リラが下落し、消費者物価の見通しは不透明性が続いている。

  3日の発表によれば、11月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で21.31%上昇と、前月の19.89%上昇から加速した。ブルームバーグがまとめたアナリスト20人の予想中央値は20.7%上昇だった。前月比のインフレ率は3.51%と、市場予想中央値の3%を上回った。

  エルドアン大統領は利下げと通貨安の放置によって物価安定を目指すが、インフレ統計はそれが裏目に出ていることを明確に示す結果となった。大統領はリラ安について、トルコを工業大国へと転換し、高金利を目当てに外国から流れ込む短期的な資金への依存から脱却させるための代償と受け止めている。

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  項目別ではエネルギー価格が11月に前年同月比32.14%上昇、前月は25.76%上昇だった。トルコは利用者への金銭的な負担を軽減するため、天然ガス・石油製品への助成を続けている。

  CPIの約4分の1を占める食料品は前年同月比27.11%上昇と、前月の27.41%上昇からやや減速した。ただ当局が予想する年末時点での食料品インフレ率(23.4%)を大幅に上回っている。

原題:Turkish Inflation Climbs to Highest Since 2018 on Lira Woes (1)(抜粋)

 

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