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アポロ共同社長、計8.6億ドルの株式報酬獲得も-報酬制度見直しで

  • 5年にわたり毎年100万株支給、目標との連動でさらに100万株付与
  • ローワン氏、報酬慣行の「抜本的改革」を表明-統治向上も約束

米プライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社アポロ・グローバル・マネジメントは共同社長のジム・ゼルター、スコット・クラインマン両氏に合わせて8億6000万ドル(約873億円)余りの株式報酬を得るチャンスを与える。経営陣交代を巡る混乱を乗り越え、さらなるサービス拡充を図る同社は報酬制度の見直しを進めている。

  2日の当局への届け出によると、両氏は未確定の「キャリード・インタレスト」(運用成績に応じて支払われる報酬)を放棄する一方、向こう5年にわたり新株100万株を毎年受け取るほか、インセンティブ目標との連動でさらに100万株を付与されるという。アポロの現在の株価に基づけば、目標が達成された場合の両氏の報酬総額は1人当たり4億3000万ドルを超える計算となる。

Key Speakers At The 2019 Milken Conference
ジム・ゼルター氏
 

  アポロは上級幹部約100人に対しても長期株式報酬の受け入れを求めており、10-12月(第4四半期)に一時的な非現金費用として11億ドルを計上する予定。ゼルダー、クラインマン両氏のほか、マーク・ローワン最高経営責任者(CEO)も今後の投資から生み出されるキャリード・インタレストを受け取らない方針だ。

  同社は株式ベースの報酬方式へのシフトを社内の一部で進めているものの、PE取引に直接関わる従業員が受け取るキャリード・インタレストは増える見通し。

  性犯罪で起訴され勾留中に死亡したジェフリー・エプスタイン元被告との関係が取り沙汰され辞任した共同創業者レオン・ブラック氏の後を引き継いだローワン氏は10月、株主に対し報酬慣行の「抜本的改革」を約束。事業ミックスを拡大し、より株主に優しいコーポレートガバナンス(企業統治)を目指すと表明していた。

原題:Apollo Pay Revamp Gives Presidents Shot at $860 Million in Stock(抜粋)

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