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バイデン大統領、ワクチンとブースター供給拡大を呼び掛け-新戦略で

  • 航空機での入国時に義務付けの検査タイミングを1日以内に短縮へ
  • ロックダウンなどの厳しい措置講じず-コロナとの闘いで団結訴え

バイデン米大統領は2日、新型コロナウイルスのワクチンやブースター(追加免疫)接種の供給拡大を医療提供者に呼び掛けた。冬季に感染が拡大した場合に対応するとともに、新たなオミクロン変異株の拡散を阻止する狙い。

  バイデン氏は米国立衛生研究所(NIH)での演説で、複数の州で感染者が増える中で、パンデミック(世界的大流行)を阻止する新たな戦略を説明した。米政権は自宅で受けられる無料の新型コロナ検査を来月から保険会社の適用義務付けを通じて普及させるとともに、「世界の他の国・地域のワクチン接種に向けた取り組みを加速する」方針でもあると述べた。

President Biden Visits National Institutes Of Health And Delivers Remarks On Fight Against Covid-19
演説したバイデン大統領(12月2日)
Photographer: Oliver Contreras/Sipa/Bloomberg

  「私が今日発表している計画は新型コロナとの闘いを手加減するものではない」と大統領は指摘した。また、新型コロナは米国民の間で「鋭い対立の要因になってきた」とした上で、「私が発表する措置は新型コロナと闘うのに当たり、米国民を一致団結させるものだ」と語った。

  今回の戦略にはワクチン接種済みの人が航空機で米国に入国する際に義務付けているコロナ検査陰性証明のタイミングを出発前の3日以内から1日以内に短縮することや、国内移動時のマスク着用を普及させることも含まれる。

  一方で大統領は、ロックダウン(都市封鎖)などの厳しい措置を講じることはないと指摘した。

  バイデン氏は米国内でのオミクロン株拡散を回避し、北部と中西部の感染者急増に対応することを目指している。一方、医療当局者も感謝祭やクリスマスの休暇に伴う感染者急増に備えている。米国でワクチンを受けられる人のうち接種を完了した割合は約63%。

  一方、ミネソタ州は米国で2例目となるオミクロン株感染確認を発表した。この感染者は先月、ニューヨーク市を訪れていた。州医療当局者によると、ワクチン接種済みで、症状は軽い。

  米政権はこのほか、先に約束した国外向けのワクチン2億回分を今後100日に供給すると説明。バイデン氏は「米国は自らの役割を果たしており、さらに行動する」と話した。

新型コロナとの闘いを手加減することはないとバイデン大統領
Source: Bloomberg

原題:Biden Calls on U.S. to Expand Shots, Boosters to Fight Surge (1)

Biden Calls on U.S. to Expand Shots, Boosters to Combat Surge(抜粋)

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