コンテンツにスキップする

イエレン米財務長官、賃金・物価スパイラルの回避は金融当局の責務

  • 賃金と物価の動き、米景気過熱を見極める上で重要な兆候に
  • 貿易関税の一部引き下げ、物価圧力への対応で一助となる可能性
Janet Yellen, U.S. Treasury secretary, listens during a House Financial Committee hearing in Washington, D.C., U.S., on Wednesday, Dec. 1, 2021. 

Janet Yellen, U.S. Treasury secretary, listens during a House Financial Committee hearing in Washington, D.C., U.S., on Wednesday, Dec. 1, 2021. 

Photographer: Al Drago/Bloomberg

イエレン米財務長官はいかなる賃金・物価上昇スパイラルも回避するのは米金融当局の責務だとし、同当局の資産購入縮小計画を裏付ける「根拠」について理解していると述べた。

  イエレン長官は2日、ロイター通信がバーチャル形式で主催した会議で、賃金と物価の動向は米景気が「過熱している」かどうかを見極める上で重要な兆候になると発言した。

  賃金上昇サイクルが消費者物価上昇を誘発し、雇用コストをさらに押し上げ、物価を高めている兆候は現時点ではみられないと同氏は指摘。ただし、歴史的な高水準にある離職率などの指標でみると、労働市場はタイトな状況だと話した。

  一方で、物価上昇の原因となっている供給要因に米金融当局が影響を及ぼすことはできないとも、イエレン氏は指摘。トランプ前政権時代に導入された貿易関税の一部引き下げは、物価圧力に対応する上で一助になる可能性があるとしつつ、「ゲームチェンジャー」にはならないだろうとも話した。

原題:

Yellen Says It’s Fed’s Job to Avoid Any Wage-Price Spiral (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE