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OPECプラス、生産引き上げ計画を維持-供給調整の余地残す

更新日時
  • 1月も日量40万バレルの供給増へ-供給拡大をいつでも見直す可能性
  • 「引き続き市場を注意深く監視し、必要に応じて直ちに調整を行う」
An attendant refuels a vehicle at a PT Pertamina gas station in Jakarta, Indonesia, on Tuesday, Nov. 16, 2021. 

An attendant refuels a vehicle at a PT Pertamina gas station in Jakarta, Indonesia, on Tuesday, Nov. 16, 2021. 

Photographer: Dimas Ardian/Bloomberg

石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」は2日、生産引き上げ計画の継続で合意した。その上で、新型コロナウイルスのオミクロン変異株が需要に及ぼすリスクが明確になれば、供給拡大をいつでも見直す可能性があることを示した。

  OPECプラスは1月も原油供給を日量40万バレル増やす計画で合意。ただ、市場動向に変化が生じた場合は直ちに供給を調整する余地も残した。OPECのウェブサイトに掲載されたコミュニケには「引き続き市場を注意深く監視し、必要に応じて直ちに調整を行う」と記された。

  これはOPECプラスとしては異例の対応。新型コロナの感染再拡大や米国などによる石油備蓄放出で先行きが不透明となっている状況が浮き彫りになった。

OPEC-watchers had expected the group to postpone its supply hike.
 
 

  オミクロン変異株などによって原油は既に弱気相場となる中、トレーダーの間では供給拡大の見送りが広く予想されていた。

WTI原油が弱気相場入り、備蓄放出やオミクロン株出現で-チャート

  一方で拡大を見送れば政治的なリスクを抱える恐れもあった。最近の原油値下がりにもかかわらず、米国やその他主要石油消費国はサウジアラビアに対し、インフレ高進を抑制するのに十分な供給を求めて圧力をかけていた。こうした要求を無視すれば、すでに緊張が高まっている米国とサウジの関係がさらにこじれる可能性があった。

  OPECプラス会合後に米エネルギー省は声明を発表し、バイデン政権は既に発表した戦略石油備蓄(SPR)の放出時期および規模を変更する計画はないとした。

  OPECプラスの決定受け、ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は一時4.8%安まで下落。しかし、今回の合意には供給調整の余地が残されていることが分かると上昇に転じ、下落分をほぼ取り戻した。

Preparations Ahead Of The 177th OPEC Conference
ウィーンにあるOPEC本部
Photographer: Stefan Wermuth/Bloomberg

原題:OPEC+ Sticks to Planned Supply Hike But Adds a Get-Out Clause

(抜粋)

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