コンテンツにスキップする

男女平等の国に賭ければ債券投資リターン向上-ゴールドマンが分析

  • 女性活躍の実績高い新興国の国債ポートフォリオはアウトパフォーム
  • 世界の債券市場が不安定な現環境で戦略奏功の可能性-ゴールドマン

ゴールドマン・サックス・グループは世界の国債市場の激動の時代を乗り越えるための必勝法があるという。それは、男女平等の面で先行する新興国に賭けることだ。

  同行アナリストの分析によると、女性の活躍推進の実績が最も高い途上国8カ国の国債ポートフォリオは過去7年間、その実績が最も低い8カ国を約1%上回るパフォーマンスだった。

  全体的なアウトパフォーマンスは大幅とは言えないものの、ボラティリティー(変動性)が高い時期にはそうしたリターンの上乗せが一層目を引くとサラ・グラット氏ら同行ストラテジストは今週のリポートで指摘。高インフレや新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による長引く脅威に加え、中央銀行による金融政策引き締め開始の動きで世界の債券市場が不安定化する現在の環境で、こうした戦略が奏功する可能性を示唆していると論じた。

  グラット氏はインタビューで「ボラティリティーの高い環境下にある場合、この戦略は比較的うまく機能するはずだ」と述べ、「投資家が男女平等の特定の側面だけを注目することを選択したとしても、時間の経過とともにアウトパフォーマンスが見られる可能性が高い」と付け加えた。

relates to 男女平等の国に賭ければ債券投資リターン向上-ゴールドマンが分析
 
 

  この戦略は女性の教育や労働、健康、権力などに関する実績に応じて新興国を評価したゴールドマンのウーマノミクス指数に基づく。最新のランキングではリトアニアとラトビア、セルビアのスコアが最高水準にある一方でパキスタンとイラク、インドが最下位に並ぶ。

  もちろん、相関関係は因果関係を意味するものではなく、他の要因も関係している。ゴールドマンは男女平等で上位にランクされた政府の信用格付けは高く、債券市場で利回りのペナルティーが低めになる傾向があると分析した。

原題:

Goldman Says Betting on Gender Equality Pays Bigger Bond Returns(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE