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国債は実際に有効、市場混乱のヘッジとして-ブラックロックの運用者

  • ポートフォリオマネジャーのハリソン氏、国債エクスポージャー拡大
  • オミクロン巡る状況、市場の「待機状態」を正当化する
Signage outside Blackrock headquarters in New York, U.S., on Wednesday, Oct. 13, 2021. 

Signage outside Blackrock headquarters in New York, U.S., on Wednesday, Oct. 13, 2021. 

Photographer: Jeenah Moon/Bloomberg

インフレの時代にはソブリン債の保有を削減するべきだとするウォール街での通説は、ブラックロックでは重視されていないようだ。

  ブラックロックでは国債へのエクスポージャーを増やしていると、マルチアセット戦略担当ポートフォリオマネジャーのルパート・ハリソン氏は明らかにした。国債は市場の混乱に対して「実際に有効に機能している」と説明した。

  「当社ではデュレーションや国債がヘッジとして再び台頭しつつあるとみている。これらは過去数週間にわたって実際に有効に機能してきた」とブルームバーグテレジョンのインタビューで発言。「これらは当社が過去数カ月にわたってポートフォリオに積み増しているものだ」と述べた。

 

ルパート・ハリソン氏、ブルームバーグテレビジョンで発言
出所:ブルームバーグ

  新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン」の感染が広がる中、ハリソン氏はこうした資産クラスに依存している。債券は株式よりもはるかに変動しにくく、全体的なポートフォリオのボラティリティー抑制に役立つということを過去数十年にわたって示す最近の調査が同氏の裏付けとなっている。

  「オミクロンを巡る状況は、リスクセンチメントの観点で市場の待機状態をなお正当化する」とハリソン氏は指摘。その上で、ワクチンなどでの進展や多くの政府がロックダウン(都市封鎖)に戻ることはないという事実を踏まえても、これは後退であり、コロナ禍前の状態に戻すものでないのは確かだと語った。

原題:

BlackRock Manager Says Bonds Really Do Work to Hedge Turmoil(抜粋)

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