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米ISM製造業景況指数、11月は上昇に転じる-受注や生産が改善

更新日時
  • 総合景況指数は61.1、前月の60.8から上昇-市場予想は61.2
  • 生産と雇用のサブ指数、7カ月ぶり高水準-新規受注も伸び加速

米供給管理協会(ISM)が発表した11月の製造業総合景況指数は前月から上昇した。新規受注の加速や、生産と雇用の改善が寄与した。

キーポイント
  • ISM製造業総合景況指数は61.1
    • 前月は60.8
    • ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値は61.2
    • 同指数は50が活動の拡大と縮小の境目を示す

  生産指数は7カ月ぶり高水準を回復し、新規受注も活動拡大のペースが高まった。このことは消費需要の回復力が強いことや、堅調な企業投資が製造業の回復を支えていることを浮き彫りにする。

U.S. manufacturing gauge climbs on strongest production, employment since April
ISM製造業総合景況指数(上のグラフ)とサブ指数(下のグラフ白が生産、青が雇用)の推移
Bloomberg

  ISM製造業調査委員会のティモシー・フィオレ会長は発表文で、「米製造業界は引き続き需要が主導する一方、サプライチェーン要因に制約された環境にある。雇用や入荷遅延を巡る状況がわずかに改善した兆候も見られる」と指摘。製造業の全般に、原材料や資本設備のリードタイム(発注から納品までにかかる時間)の記録的な長さが影響していると説明した。

  11月は雇用指数も7カ月ぶり高水準となり、人材採用ペースの加速を示唆した。製造業界は新型コロナ禍前の雇用水準回復に向けて着実に前進しているが、他の業界と同じく優秀な人材の確保に苦戦している。

  製造施設は引き続き、原材料不足や投入価格の高騰、輸送ボトルネックといった課題に直面した。入荷遅延指数は前月に比べ幾分改善したものの、依然としてかなり高い水準にある。

  13の業種が拡大を示し、中でも衣料品や家具、電気機器・家電の伸びが目立った。

  受注残指数は低下が続き、1月以来の低水準。仕入れ価格指数は3カ月ぶりに前月比で低下した。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:U.S. Manufacturing Gauge Reverses Decline in Broad-Based Gain(抜粋)

(統計の詳細を追加して更新します)
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