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【新型コロナ】世界でオミクロン株の拡散続く、脅威については疑問も

更新日時
  • 米国やノルウェー、アイルランド、韓国でも感染初確認
  • 中国の内モンゴル自治区で新たに53人のコロナの新規国内感染
Technicians wearing protective suits operate machinery inside the Afrigen Biologics & Vaccines Ltd. laboratory facility in Cape Town, South Africa, on Monday, July 12, 2021. 

Technicians wearing protective suits operate machinery inside the Afrigen Biologics & Vaccines Ltd. laboratory facility in Cape Town, South Africa, on Monday, July 12, 2021. 

Photographer: Dwayne Senior/Bloomberg

新型コロナウイルスのオミクロン変異株は世界で拡散し続けており、米国やノルウェー、アイルランド、韓国でも感染が初めて確認された。

  オーストラリア政府のケリー首席医務官は、オミクロン株が他の株と比べて致死性が高いことを示す証拠はなく、実際はその反対かもしれないとの認識を示した。「多くの国で300を超える感染例が診断されているが、全てが非常に軽症か症状が全くなかった」と指摘した。

オミクロン株の高い致死性示す証拠ない、逆の可能性も-豪首席医務官

  世界保健機関(WHO)の主任科学者、ソーミャ・スワミネイサン氏は、オミクロン株による重症化はワクチンで防げる公算が大きいとの見方を1日の記者会見で示した。

オミクロン株、ワクチンで重症化を防げる公算大きい-WHO

  豪ニューサウスウェールズ州のオミクロン株感染者は1人増えて計7人となった。州保健当局が電子メールで明らかにした。新たに感染が確認された人は11月23日にドーハからシドニーに到着。家族から隔離された施設にいる。

  中国では内モンゴル自治区フルンブイルで新たに53人の新規国内感染が報告された。また、北東部のハルビンではクラスターに関連する感染1例も確認され、他の地域に広がっていることを示している。

  米ジョンズ・ホプキンズ大学とブルームバーグの集計データによると、世界の新型コロナ感染者数は2億6340万人、死者は522万人をそれぞれ上回った。ブルームバーグのワクチントラッカーによれば、世界のワクチン接種は計80億5000万回を超えた。

Where the Omicron Variant Has Been Detected

The new strain has reached more than a dozen places

Source: Government statements, local media reports, Bloomberg reporting

  韓国は「段階的な日常回復」の推進を中断し、社会的距離の規制を再び強化することを検討している。東亜日報が伝えた。新規感染者が急増し、オミクロン株の感染も国内で初めて確認されたためだという。

  米疾病対策センター(CDC)の1日の発表によると、米国内で初の感染が確認されたのはカリフォルニア州で、11月22日に南アフリカ共和国から戻った渡航者から検出された。感染者はワクチン接種済みで症状は軽く改善されつつあり、現在は自己隔離中という。

米国でもオミクロン変異株の感染初確認、南ア渡航者から-CDC

  バイデン米大統領の首席医療顧問を務める米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のファウチ所長は1日、米当局が実施しているアフリカ南部諸国からの渡航制限は一時的なものになるとの見通しを示した。渡航制限では感染者の入国を阻止できないが、「準備のための時間稼ぎが必要だった」とホワイトハウスで説明。「われわれはこれを一時的な措置と捉えている」と述べた。

米国による渡航制限は一時的措置、準備のための時間稼ぎ-ファウチ氏

  米モデルナはオミクロン株を標的とするブースター(追加免疫)接種のワクチンについて、試験を経て米当局に使用許可を申請する準備が来年3月にも整う可能性がある。ロイター通信が1日、スティーブン・ホーグ社長を引用して伝えた。同社長は「現実的にはオミクロンを対象とするブースターは3月より前には準備できず、4-6月(第2四半期)となる可能性のほうが高い」と語った。

モデルナ、オミクロン株対応の追加接種は3月にも準備整う公算-報道

  オミクロン株が最初に特定された南アフリカ共和国では、過去24時間に新たに確認された新型コロナ感染者が前日のほぼ倍となった。

南アの新型コロナ新規感染件数、前日からほぼ倍増-国立伝染病研究所

  南アの科学者らは、オミクロン株の症状が、軽症のケースだけかどうか判断するのは時期尚早だと指摘した。これまでの感染者は抵抗力が強い若い人が中心であり、一定の潜伏期間を経て発症するため、実際の影響を判断するのは現時点では困難だとした。

オミクロン重症度判断は尚早、高齢者合併症も見極め必要-南ア専門家

原題:Omicron Spreads; Threat of New Variant Questioned: Virus UpdateOmicron Reaches U.S., South Korea; WHO Backs Shots: Virus Update(抜粋)

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