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ウクライナ侵攻なら経済措置、ブリンケン氏警告-2日に米ロ外相会談

更新日時
  • ロシア、NATOが東方に拡大しない法的拘束力ある保証求める
  • NATOはウクライナ国境付近に集結するロシア軍の動きを懸念
U.S. State Secretary Antony Blinken arrives for a meeting with Latvian President in Riga, Latvia November 30, 2021.  

U.S. State Secretary Antony Blinken arrives for a meeting with Latvian President in Riga, Latvia November 30, 2021.  

Photographer: GINTS IVUSKANS/AFP

ブリンケン米国務長官は、ロシアがウクライナに侵攻するかのような動きを強めていると非難し、侵攻すれば報復するとあらためて警告した。ウクライナ国境付近にロシア軍が集結し続けている事態を巡り、緊張が高まっている。

  ブリンケン氏は1日、ラトビアで開かれた北大西洋条約機構(NATO)の会合で、ロシアがウクライナを侵攻するなら米国は「過去に使用を控えていた極めて影響の大きい経済措置」をとることになると言明した。

  米国とその同盟国はロシアに数週間にわたり警告を続けているものの、プーチン大統領が思いとどまる兆しは見られていない。1日にはロシア大統領府に集まった外国大使に対し、「ロシアの西部国境に対する脅威が実際に増している。われわれにとって、あまりに深刻だ」と述べた。

プーチン氏、ウクライナ巡る「レッドライン」を西側に警告

  ロシア政府はすでに「適切な」軍事的対応をとっているとしつつ、北大西洋条約機構(NATO)が東方にこれ以上拡大せず、ロシアを脅かす国境付近に兵器を配備しないという「法的拘束力を持つ保証」を米国とその同盟国に求めると、プーチン氏は発言。「西側諸国は口頭での約束を守ってこなかったからだ」と続けた。

  ロシア大統領府はいかなるウクライナ侵攻計画もないとし、ロシア国境付近における米国とNATO諸国の挑発的な行動を非難した。

Secretary Of State Blinken Testifies Before Senate On Afghanistan Withdrawal
ブリンケン米国務長官
Source: Bloomberg

  プーチン氏の発言について、ブリンケン氏は記者会見で、ウクライナがロシアに脅威を与えているという考えは「事態がここまで深刻でなければ、悪い冗談だ」と述べた。

  これに先立ち、ブリンケン米国務長官とロシアのラブロフ外相が2日にストックホルムで会談すると、両国が発表していた。米ロの政府高官が直接会談するのは数週間ぶりとなる。ブリンケン氏はラブロフ氏との会談前に、ウクライナのクレバ外相と別途会談する。

  ウクライナのゼレンスキー大統領は1日、ロシアとの直接協議が対立を解決する唯一の手段だと訴えた。だがロシアはこの呼び掛けに応じず、ウクライナ政府に同国東部の分離主義勢力と交渉するよう主張した。この分離主義勢力はロシアの支援を受けているとされ、ウクライナ政府は同勢力との交渉を拒んでいる。

原題:

Putin Pushes West on Ukraine as U.S., Russia Officials to Meet(抜粋)

Blinken Warns Russia to Halt Aggressive Moves Near Ukraine(抜粋)

(ブリンケン米国務長官の発言などを加えて更新します)
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