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コロナ禍からの経済再開、米国式採用なら感染爆発へ-北京大の研究

  • 米国式に転換すれば、1日当たり63万人超の感染者が出ると予想
  • 研究はビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団などが資金援助

中国が米国に似た手法で経済を再開した場合、どの国も経験していない「とてつもない規模」の新型コロナウイルス感染拡大に直面すると、北京大学の研究員らが統計モデリングに基づき予測した。

  中国疾病対策予防センター(CDC)が24日公表した研究では、感染を完全に抑え込む「ゼロコロナ」戦略をやめ、制限の少ない米国式のアプローチに転換すれば、1日当たり最大63万7155人の感染者が出るとの予想が示された。

  この数字は、パンデミック(世界的大流行)以降にどの国が報告した1日当たりの新規感染者数よりも多い。研究はまた、英国やイスラエル、スペイン、フランスが用いた政策のいずれかを中国が採用した場合でも、感染者は増加すると指摘した。

Covid Measures in Beijing Ahead of Communist Party Plenum
北京の病院でコロナ検査を待つ人の列(11月5日)
Source: Bloomberg

  現行のゼロコロナ政策下では、中国の1日当たり感染者が100人を超えることは少ない。一方で同研究のモデリングの対象期間では、米国の感染者数は1日平均約15万人だった。

  調査員らは「われわれがこの段階で『開放』戦略を採用するのは時期尚早だということを、研究結果は明確に警告している」と指摘。「特定の欧米諸国」のアプローチは「ワクチン接種により集団免疫が得られるとの仮説のみに」基づいているとも論じた。同研究はビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団などから資金援助を得て行われた。

参考記事
中国の段階的な国境再開、北京冬季五輪後か-政府顧問の王輝耀氏
隔離7週間、中国「ゼロコロナ」政策が海運に逆風-供給網危機長引く

原題:

China Study Says Adopting U.S. Stance Would Trigger Covid Surge(抜粋)

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