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【新型コロナ】カナダ・オンタリオ州で2人のオミクロン株感染を確認

更新日時
  • 既存ワクチン、オミクロン株に一定の防御となる公算大とファウチ氏
  • シンガポール、中東3カ国とのトラベルレーン先延ばし

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シンガポールはカタール、アラブ首長国連邦(UAE)、サウジアラビアの3カ国と12月6日に開始する予定だった、新型コロナワクチン接種者であれば隔離義務を免除する「トラベルレーン」を先延ばしした。また、新たな変異株「オミクロン株」の流入を阻止するため入国規制を見直す方針。

シンガポール首相、オミクロン株の影響を注視-制限を一部再導入も

  オミクロン株について最初に警告を発した医師を含め南アフリカ共和国の医療専門家2人が、感染した人の症状はこれまでのところ軽いと述べた。一方、世界保健機関(WHO)は初期の感染報告は大学生だったとし、比較的若い人はより軽症となる傾向にあると注意を促した。

オミクロン変異株、WHOが注意喚起-南ア専門家「軽い」と指摘 (2)

  カナダのオンタリオ州オタワでオミクロン株の感染者2人が確認された。2人ともナイジェリアから最近帰国していたと、同州がウェブサイトに掲載した声明で明らかにした。

  オランダで28日、アフリカ南部を訪れていた13人がオミクロン株に感染していたことが分かった。ドイツと英国でも感染が報告されており、同変異株が欧州で既にかなり広がっていることが示唆された。

新変異株、欧州で既に浸透か-オランダのクラスター感染が示唆

  バイデン大統領の首席医療顧問を務める米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のファウチ所長は大統領に対し、既存のワクチンは同変異株に対して「一定の防御になる可能性が高い」と述べた。

  同所長はこれに先立ち、NBCの番組「ミート・ザ・プレス」で、オミクロン株は人々にワクチン接種を促す「明快な呼び掛け」だと指摘。米国内ではコロナ感染が既に再び増加しつつあり、新たな変異株の出現に伴い、今冬が一層暗いものになるかどうかは予防強化が左右すると語った。

オミクロン変異株の分子的特徴、より強い感染力示唆-ファウチ氏 (1)

  同所長はまた、米国が「感染第5波」に入る可能性を認識していると、CBSとのインタビューで述べた。

ファウチ氏、「オミクロン株」が既に米国に流入していても驚かず

  ヘッジファンド運営会社パーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントの創業者で資産家のビル・アックマン氏は、オミクロン株の感染力が他の変異株よりも強かったとしても軽度から中程度の症状にとどまると分かった場合には、株式市場にとっては強材料だろうと述べた。

オミクロン株の症状軽ければ株価には強材料-アックマン氏がツイート

   欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は貧困国でワクチン接種を拡大させなければならないと述べた。同総裁はイタリアの公共放送RAI3テレビの番組で、感染再拡大の「リスクは存在するが、われわれは多くを学んだと思う。この敵と用いるべき手段、取るべき予防措置を知っており、人々はワクチンを接種し、新たな治療法も存在する。対処するための装備が以前より整ったと考える」と語った。

ECB総裁「インフレは一時的現象が関係」-コロナ対策以前より整う

  中国が米国に似た手法で経済を再開した場合、どの国も経験していない「とてつもない規模」の新型コロナ感染拡大に直面すると、北京大学の研究員らが統計モデリングに基づき予測した。

コロナ禍からの経済再開、米国式採用なら感染爆発へ-北京大の研究

  医薬品メーカー米モデルナのポール・バートン最高医療責任者(CMO)は28日、オミクロン株が現在のワクチンに耐性を持つ可能性があるとした上で、その場合は改良したワクチンが来年早々に入手可能になるかもしれないと述べた。同社は現行ワクチンの同変異株への効果を調べているほか、ブースター(追加免疫)接種用の候補2つの試験を行っている。

モデルナ、新変異株に有効なワクチンは来年初めに提供できる可能性

  イタリアで初のオミクロン株感染症例となった男性は、イタリア行き航空便に搭乗する前のコロナ検査では陰性で、後に感染が確認されるまでイタリア国内を数日間にわたって移動していた。当局による新たな変異株封じ込め取り組みに立ちはだかる壁の高さを浮き彫りにしている。

イタリア初のオミクロン株感染者、入国は約2週間前-国内移動も

  ニューヨーク州のホークル知事は過去1週間に州内の入院件数が20%増加したことを踏まえ、介護施設などに対しブースター接種を居住者全員に利用可能にするよう命じた。

  ジョンソン英首相は27日の記者会見で、オミクロン株感染者の全ての濃厚接触者に対し、ワクチン接種状況にかかわらず、10日間の自主隔離を義務付けると発表。店舗や特定の屋内施設、公共交通機関でのマスク着用を命じた。

英政府、「オミクロン株」感染2件を確認-マスク着用ルール強化

  イスラエルは27日、コロナ対策の閣議でオミクロン株の流行防止策として、外国人の入国を14日間禁止することなどを盛り込んだ措置を承認。海外から入国するワクチン接種済みのイスラエル人の隔離義務も拡大した。

  ドイツのDPA通信によると、ミュンヘンのマックス・フォン・ペッテンコーファー研究所は南アフリカから到着した旅行者2人のオミクロン株感染が確認されたことを明らかにした。中部ヘッセン州の当局も、南アフリカからフランクフルトに到着した1人がオミクロン株感染の疑いがあると発表した。

  チェコの公共テレビは27日、同国初のオミクロン株感染の可能性を報道。ナミビアから南アフリカとドバイを経由して帰国したワクチン接種済みの1人に軽い症状が見られるという。

  欧州諸国はオミクロン感染と疑われる症例が急速な表面化したことに対応して渡航制限を強化。スイスは27日、英国からの渡航者に対し、ワクチン接種証明か検査の陰性証明の提示の義務付けを開始した。スペインは12月1日から、英国からのワクチン接種済み旅行者に限り入国を認める措置を始める。

  米ジョンズ・ホプキンズ大学とブルームバーグの集計データによると、世界の新型コロナ感染者数は2億6149万人、死者は519万人をそれぞれ上回った。ブルームバーグのワクチントラッカーによれば、世界のワクチン接種は計79億1000万回を超えた。

原題:Japan Shuts Borders; Singapore Delays Travel Lanes: Virus Update、Ontario Confirms Two Cases of Omicron Variant in Ottawa、Dutch Find 13 Omicron Cases; Strain Sweeps Europe: Virus UpdateEurope Tightens Restrictions, Israel Bars Tourists: Virus Update(抜粋)

(カナダやシンガポールなどの情報を追加して更新します)
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