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円全面高、新たな変異株出現でリスクオフ-南ア・ランド急落

更新日時

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東京外国為替市場のドル・円相場は下落。南アフリカで確認された新型コロナウイルスの新たな変異株に対する懸念からリスク回避の動きが強まり、円は主要通貨に対して全面高となっている。南アフリカの通貨ランドは大きく売られた。

ハイライト
  • ドル・円は午後3時17分現在、前日比0.7%安の1ドル=114円58銭。115円37銭を高値に一時114円57銭まで下げる場面も
  • ドル・南アフリカランドは前日比1.1%高の1ドル=16.1419ランド。一時16.2383ランドと昨年11月4日以来のドル高・ランド安水準を付けた
ドル・円と日経平均先物の推移
 
 

市場関係者の見方

オーストラリア・ニュージーランド銀行外国為替・コモディティ営業部の町田広之ディレクター

  • 新たな変異株への警戒でリスクオフの円買いだが、初期反応でリスクを過剰にみて、結局元に戻す可能性もある。まだどちらに転ぶかは五分五分
  • いずれにしてもきょうの海外時間の動きや、週末にかけての変異株に関するヘッドラインには神経質になりそう
  • ただ、米長期金利が1.63%レベルに戻せても、ドル・円の戻りは重そう。米10年金利との相関で見ると、1.63%でだいたい114円50銭がフェアバリューで115円40銭は割高だった

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の植野大作チーフ為替ストラテジスト

  • 南アフリカでの新型コロナの変異株確認は、ドル・円が約5年ぶりの高値を付けて達成感があった中で、持ち高調整のきっかけに
  • 変異株が新たにグローバルなパンデミックを引き起こすようなものであれば、米利上げの前提を崩すものになり得るが、そうなるかはさらに情報が必要
  • 現状、米国のテーパリング加速や利上げ想定の前倒しを背景としたドル高トレンドが変わるようなものではない。また貿易赤字継続による円の先安観も不変

背景

  • 南ア、新たな変異株出現で深刻な第4波懸念-世界に広がる恐れも
  • 日経平均株価は前日比747円安で午前の取引を終了
    • 新たなコロナ変異株の感染が広がる不安から、景気への影響を懸念した売りが強まった
  • 米主要株価指数先物は時間外取引で下落。米国債は時間外取引で10年国債利回りが一時9ベーシスポイント(bp)低下し1.54%前後
  • ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物12月限は時間外取引で一時前日比3.3%安
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