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半導体関連で7740億円計上、先端工場の新増設支援-21年度補正予算案

政府は26日に閣議決定した2021年度補正予算案で、半導体産業基盤強化のために7740億円を計上した。

  経済産業省の資料によると、ロジックやメモリーを想定した先端半導体工場の新増設を支援するための基金として6170億円を計上。工場建設に必要な資金の最大2分の1を補助する。

  西川和見情報産業課長は、「特定の企業に対していくら渡すという内訳は今はない」と述べ、支援対象となるには今後策定する制度に基づいた申請、認定が必要になるとの認識を示した。半導体の受託生産を手掛ける台湾積体電路製造(TSMC)とソニーグループは9日、熊本県内で新工場を建設すると発表している。

ソニー570億円出資-TSMCが熊本に8000億円規模の半導体工場

TSMC Headquarters as Company Pares Gains After $72 Billion Surge to Start the Week
熊本県に工場を新設する台湾のTSMC
Source: Bloomberg

  その他の内訳は、マイコンやパワー半導体の製造設備の入れ替え、増設などの補助費として470億円、ポスト5G(第5世代)情報通信システム基盤強化のための研究開発事業に1100億円を充てる。

  世界的な半導体不足が長期化する中、政府は先端半導体の安定供給確保を安全保障上の重要課題に掲げる。15日には、経済産業省が半導体の国内生産基盤を強化するための支援策を公表した。

  岸田文雄首相は19日のインタビューで、TSMCだけでなく、米半導体メーカー誘致など可能性を広げると発言していた。

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